スキルス胃がんとは、胃の壁を硬く厚くさせ広がるタイプの胃がんです。そんなスキルス胃がんは、高齢の方だけではなく若い女性にも罹患する可能性があることをご存知でしょうか?
本記事では、スキルス胃がんについてご紹介します。
※この記事はメディカルドックにて『『若い女性』に多い「スキルス胃がん」とは?症状と厄介な特徴も医師が解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
本多 洋介(Myクリニック本多内科医院)
群馬大学医学部卒業。その後、伊勢崎市民病院、群馬県立心臓血管センター、済生会横浜市東部病院で循環器内科医として経験を積む。現在は「Myクリニック本多内科医院」院長。日本内科学会総合内科専門医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医。
若い女性がスキルス胃がんを患うリスク
スキルス胃がんは、20〜40代の働き盛りの世代に多く見られ、進行が速いため早期発見が難しいというがあります。
スキルス胃がんを患うリスクは、患者さんの状況によりさまざまですが、治療に専念するために休職や退職といったライフスタイルの変更をせざるを得ないケースもあり、身体面のみならず、金銭的にも大きな影響を与えます。
さらに、子育てをしている場合は、子どもの成長をそばで見守れない、保育園や学校の行事に参加できないなど、家庭生活にも影響を及ぼします。
なかには、若い母親が家族を残して親より先に命を落としてしまうこともある残酷な病気です。
このように、スキルス胃がんはライフスタイルに深刻な影響を与えるため、定期的な健康診断や早期の検査が重要です。
若い女性をスキルス胃がんから守るために
ここまで述べてきたように、スキルス胃がんは、早期発見と早期治療が重要だということがわかりました。
検査のタイミングやポイントについて、以下に解説します。
どのような症状があるときに検査をするべきか
初期段階では症状がほとんど現れないため、見逃されがちです。そのため、以下のような症状がある場合は、早めに検査を受けることが重要です。
・胃やみぞおちの痛み・違和感
・飲み込みにくさ
・胸やけ
・吐き気
・食欲不振
・体重減少
・貧血
これらの症状は、胃炎や胃潰瘍とも似ていますが、スキルス胃がんの可能性もあります。
胃がん検診の頻度
30代でも胃がん検診は必要です。なかでも、スキルス胃がんのリスクがある若年層や女性は注意が必要です。20〜30代では、まずピロリ菌検査(ABC検査)を受け、ピロリ菌が見つかった場合は胃内視鏡検査を受診することをおすすめします。
40歳未満でも、胃がんリスクが高い方は早めに検診を受けるべきです。定期的な検診により、胃がんの早期発見と治療ができ、健康を守れます。年に一度の胃がん検診を検討しましょう。

