親に聞いてみる
ある日、実家に帰ったときのこと。
私は思い切って、親に聞いてみることにしました。
テレビを見ている両親に「ちょっと聞きたいことがあるんだけど」と、話しかけます。
二人はこちらを振り向き、母が「何?」と言いました。
「先に言っておくけど、まだ出来てないよ。でも、孫の顔見たい?」
単刀直入に、そう尋ねた私。
すると母は父と顔を見合わせた後、こう答えました。
「別に」
意外な母の答えに、私は拍子抜け。
「え、そうなの?」
そう聞くと母は、
「うん。今の生活で満足しているし、子守とかお願いされてもねぇ。疲れちゃうわよ」
と、さも面倒くさそうに答えました。
父も「仕事楽しいんだろう? それなら無理して作らなくてもいいんじゃないか」と、あっさり。
「まぁ、あなたが『仕事を続けたいから面倒見てくれ』って言うなら、少しは協力するけどね」
母はそう言うと、再びテレビに向き直ったのでした。
ゆっくり考えよう
両親の言葉に、私はなんだか気が抜けてしまいました。
ただ、あんなことを言っていた両親でも、実際に孫ができれば変わるのかもしれません。
でも、なんだか「焦らなくていい」と言ってもらえたような気もして、少しほっとしました。
子どものことは、これからゆっくり考えていこうと思います。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年1月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:Junko.A
子育てに奮闘しながら、フリーランスのライターとして活躍中。地方移住や結婚、スナックの仕事、そして3人の子育てと、さまざまな経験を通じて得た知見をライティングに活かしている。文章を書くことがもともと好きで、3人目の子どもを出産後に、ライターの仕事をスタート。自身の体験談や家族、ママ友からのエピソードを元に、姑に関するテーマを得意としている。また、フリーランスを目指す方へ向けた情報ブログを運営中。

