宮世琉弥“颯良”がつらい記憶を塗り替える 吉田鋼太郎“潮五郎”の病を患う旧友のためについたうそ<ヤンドク!>

宮世琉弥“颯良”がつらい記憶を塗り替える 吉田鋼太郎“潮五郎”の病を患う旧友のためについたうそ<ヤンドク!>

颯良(宮世琉弥)が抱えるつらい過去が明らかに
颯良(宮世琉弥)が抱えるつらい過去が明らかに / (C)フジテレビ

橋本環奈が主演する月9ドラマ「ヤンドク!」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系/FOD・TVerにて配信)の第6話が2月16日に放送された。湖音波(橋本)の父・潮五郎(吉田鋼太郎)の「宿命のライバル」が転院してくる。その展開の中で、看護師・颯良(宮世琉弥)の過去が明らかになった。(以下、ネタバレを含みます)

■元ヤン脳神経外科医による痛快医療エンターテインメント

同作は、高校を退学した元ヤンキー娘・田上湖音波(橋本)が猛勉強を経て脳神経外科医となり、病気に苦しむ患者に真摯に寄り添いながら医療現場を改革していく痛快医療エンターテインメント。

キャストはほかに、湖音波が脳神経外科医を目指すきっかけになった人物で、湖音波を岐阜の病院から都立お台場湾岸医療センターに呼び寄せた医師・中田啓介役を向井理、お台場湾岸医療センターの新人看護師・鈴木颯良役を宮世、お台場湾岸医療センターの脳神経外科医・大友真一役を音尾琢真、お台場湾岸医療センターの院長・大河原嗣子役を大塚寧々、お台場湾岸医療センターの事務局長・鷹山勲役を大谷亮平、湖音波を心配し過ぎるあまり自身の食堂を一時休業してお台場湾岸医療センターの院内食堂で働いている湖音波の父・潮五郎役を吉田が務める。

■湖音波の父・潮五郎のかつてのライバルが転院してくる

お台場湾岸医療センターに北岡孝典(杉本哲太)が転院してくる。孝典は、偶然にも潮五郎が番長だった高校時代のライバル。だが、記憶をつかさどる海馬近くに海綿状血管腫を患い、記憶障害が進んでいる孝典は、潮五郎のことが分からなくなっていた。

あきらめられない潮五郎は、革ジャンにリーゼントというかつての姿で孝典の病室へ。しかし孝典は戸惑うばかり。湖音波と颯良が潮五郎を病室の外へ連れ出そうとすると、孝典が颯良に突然「昌也?」と声を掛けた。

昌也とは、孝典の息子で、10年前に留学先で事故死していた。孝典の妻・真理子(櫻井淳子)は、当時泣いてばかりだった自分を孝典が支えてくれたのだという。「あの人、心の奥で昌也への思いをずっと我慢してたんだと思います。さっきの夫の顔を見て、そう確信しました」と湖音波たちに話す。

潮五郎は颯良に、孝典の息子のふりをしてやってほしいと頼む。だが、颯良は「うそをついても患者さんを苦しめるだけです」と断った。

■うそをつきたくない、颯良のつらい思い出

その後、手術台の掃除をする手に思わず力が入る颯良。そんな颯良に中田が「君はいつも昔のことを思い出すとそれをやるな」と声を掛ける。そして「人間の脳はつらい記憶ほど強く刻まれると言われている。ただ、その上に新しい経験を重ねれば記憶は書き換わる」と言う。

だが、「忘れることなんてできません」と颯良。颯良のつらい記憶とは、高校生のころに一緒に音楽部に所属していた恋人が脳腫瘍で亡くなったこと。彼女が入院中、「私、治るのかな。またピアノ弾けるようになるのかな」というつぶやきに、「絶対治る。だから早く元気になってまた一緒にピアノ弾こう」と励ました颯良。結果的にうそになってしまったのだ。

それをきっかけに、恋人と同じように苦しむ人たちに寄り添いたいと脳神経外科を選んだ颯良。その恋人の腫瘍の位置は今回の孝典と同じところだった。

颯良の過去を中田から聞いた湖音波だったが、真理子のためにも、颯良に孝典の息子のふりをしてほしいと願う。湖音波の医師としてのポリシーは、患者と家族がどう生きていくのか、その先まで考えること。「誰かを幸せにするためのうそなら、希望なんじゃないですか」という言葉に、颯良は決意する。

■颯良と潮五郎に言葉をかけた中田の優しさ

孝典親子がかなえられなかった食事とキャッチボールを計画し、湖音波も付き添って外出。颯良は、孝典の息子の好物だが、自分は苦手なトマトも食べ、大友が用意してくれたグローブでキャッチボールをした。

その帰り道、潮五郎が湖音波の親友・麗奈(内田理央)を連れてバイクで現れた。潮五郎は学ラン、麗奈はセーラー服姿だ。潮五郎と孝典は、それぞれが通う高校で番長として君臨し、地元一のマドンナを取り合って何度もタイマンを張った仲で、同じシチュエーションとなれば思い出すかもしれないと考えたのだ。

すると、孝典が当時の口調に戻り、潮五郎を認識。しかし、すべてを思い出したかに見えた直後、倒れてしまう。すぐに緊急手術となった。

命は助かったが、腫瘍の位置から記憶をかなり失っているかもしれなかった。それでも真理子は「今日という日のおかげで、これからの人生、何があっても2人で乗り越えていけそうです」と颯良や潮五郎たちに感謝した。

数日後、潮五郎は中田に「懐かしい匂いや音は理屈じゃなく心に届く」と教えられ、どて煮を持って孝典の病室へ。どて煮は孝典にとっても故郷の味。一口食べた孝典は、空を仰ぎ「…うまい」と言った。そして「な、俺の言うたとおりやろ!」と続けた。

潮五郎がどうしても自分を思い出してほしかったのは、どて煮に赤ワインを入れるアドバイスをくれ、経営する食堂の看板メニューにまでなったことのお礼を言いたかったから。記憶が戻ったのは一瞬だったが、その願いがかなった。

また、湖音波は颯良に恋人の担当医がくれたUSBを渡した。その中の映像には、病院のベッドの上でピアノを弾く恋人の姿が映っていた。きっと颯良の言葉を信じていたのだ。

恋人の映像を見ながら涙を流した颯良も、「ありがとう」を言えた潮五郎も、過去の記憶や心残りを少しでも書き換えることができたはず。そこには中田のアシストが大きかった。颯良の恋人の担当医とつなげたのも中田なのだ。

「自分、中田先生の気持ち、わかってますから。ここ、絶対にいい病院になりますよ。そのためなら、自分、なんでも協力するんで」と湖音波は告げた。ここ最近の回で、中田の不穏な動きが気になるところだったが、湖音波の思いが正しい方向へ進むことを願うばかりだ。

SNSには「颯良君にもらい泣き」「潮五郎が孝典にありがとうを伝えることができた場面に涙」「颯良くんの過去が分かって切ないけど今回のことで少しは前を向けたのかな」「今回はしんみりする話だった」「中田先生、やっぱ絶対良い人」といった声が寄せられた。

◆文=ザテレビジョンドラマ部




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