友人の不安を垣間見た日
「疲れてる」「朱莉がどうとかじゃない」という言葉にモヤモヤした気持ちがふくらむ。夫に求めてもらえない虚しさや寂しさ――――香苗はこういうものを抱えていたのだろうか。
もしも、この寂しさを抱えきれなかったら…?夫の「性欲がない」が嘘だったら?一度考えだすと、どんどん不安が大きくなる。想像すればするほど香苗の気持ちに共感してしまいそう。
けど…だからと言って、それが不倫していい理由にはならない。それだけは確かだ。
一方、あのカフェでの衝突のあと、香苗からの連絡は途絶えた。 SNSにアップされる彼女の写真は、以前よりも着飾っていて、どこか虚ろな美しさを纏っていた―――。
あとがき:「話し合い」の絶望と希望
勇気を出して伝えたのに、返ってきたのは「仕事の疲れ」や「年齢」。この言葉に打ちのめされた経験のある方は多いはず。香苗が叫んだ「話し合いなんて無駄」という絶望と、それでも一成と向き合おうとする朱莉の微かな希望が交錯します。
正論だけでは救えない感情があることを認めつつも、それでも踏みとどまるために必要なものは何なのか。夫婦が「家族」という枠組みに閉じ込められる苦しさを描きました。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

