親戚のおかげで笑顔でお別れできた
最後の別れの儀式でお花を手向けるときに、息子は積極的に参加し「おおじーじ、ねんねしてるの? ボクだよ」と話しかけていました。
すると、大叔母(祖父の妹)が「◯◯(祖父)はひ孫との思い出がたくさんあってうらやましいわ。幸せだったのね。ありがとう」と私たちに声をかけてくれたのです。
その一言に救われたような気持ちになり、悲しみに包まれた中でも、最後は笑顔で祖父の顔を見ることができました。
幼い息子を連れての葬儀への参加は心配でしたが、参列者の方々の理解もあり、悲しいだけではない、ほっこりとしたあたたかい時間になりました。当時2歳の息子の中に、しっかりと祖父との記憶が残っていたことが、私自身とてもうれしい出来事でした。
著者:藤井 はな/30代女性。2017年生まれの女の子と2021年生まれの男の子のママ。出産を機に専業主婦になり、たまに在宅ワークをしている。元気いっぱいでやんちゃな2人に振り回されながら毎日育児に奮闘中! 趣味はピアノを弾くことと、簡単でおいしい料理を作ること。
作画:まっふ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年8月)

