コギャル全盛期だった高校時代は、渋谷より原宿をこよなく愛していた筆者。思えば、ストレッチブーツよりドクターマーチン、バーバリーのミニスカートよりシマロンのストレッチデニム、雑誌もモテを意識した赤文字系じゃなく個性派の青文字系が好き♡ それは20歳すぎてからも変わらず(なんなら今も♡)、【マウジー】とは無縁の人生を歩んできました。
が、『オトナミューズ10月号』からスタートした短期集中連載「25年目のマウジー名品」を見て、【マウジー】のデニムが猛烈に気になったんです。そもそも【マウジー】のデニムの優秀さは、かつてギャルだった友だちから聞いたことはありました。でもそのときは、「ギャルじゃない私には関係のないデニム」という認識。だから手に取ることはなかったですし、これからも縁のないブランドかと思っていたんです(すいません! )。それなのに猛烈に気になっているってことは、これは呼ばれているのかも!
ということで、原宿の東急プラザ表参道にある「The SHEL'TTER TOKYO」の【マウジー】を訪問。『オトナミューズ10月号』でモデル矢野未希子さんがはいていたデニムをはじめ、気になるモデルを手当たり次第試着してきました。そしたら、これまではいてこなかったを悔やむくらい、全部めちゃくちゃよかったんです。シルエットからはき心地まで詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてみてください!
「CROSS WAIST WIDE STRAIGHT」¥15,180(マウジー/バロックジャパンリミテッド)
気になる腰まわりもカバーできる洒落たデザインが魅力的な「CROSS WAIST WIDE STRAIGHT」
まずは、『オトナミューズ10月号』で矢野未希子さんがはいていたのを見て、一番気になっていた「CROSS WAIST WIDE STRAIGHT」から試着してみました。こちらは2023年に登場して以来、売れに売れているというデザインデニムです。フロントボタンをサイドにずらしたようなウエストが気に入ったのですが、ウエスト位置もかなり高めなのではいていて安心感がありました。さらにフィットした腰まわりからストーンと落ちるワイドシルエットも相まって、想像以上の脚長効果を促してくれるのも最高! コットン100%なのに窮屈感がないはき心地も、40代にはうれしいですよね。
ちなみにスタイリングは、あくまでもデニムを主役にするのが正解かと。矢野さんのようにキャミソールを合わせるのも素敵ですし、シンプルな無地Tの合わせも洒落た着こなしに仕上がります。あと、このデニムの魅力を最大限に活かすなら、トップスはぜひタックインで。そうするとさらに脚長に見えて、かなりのスタイルアップを狙いちゃいますよ!
腰まわりのラインもめちゃくちゃキレイですね。これは大人もぜひはいてほしい!
「MVS FLARE」¥18,480(マウジー/バロックジャパンリミテッド)
美脚効果もさらに高まる【マウジー】ならではのヴィンテージ感もお見事な「MVS FLARE」
2018年に登場し、最近人気が再燃しているという「MVS FLARE」。ここ数年フレアデニムが苦手だったんですが、このモデルでいとも簡単に克服できました。1番の魅力は、シルエットがとにかくキレイなところ。腰まわりと太モモはかなりタイトで、裾に向かって広がるフレア具合が本当に絶妙なんです。さらに太モモの色落ちとヒザ下に入ったクリースのようなラインにより、視覚でも脚長を叶えてくれました。ストレッチ入りなので窮屈さはあまり感じなかったですし、それでいて繰り返しはいてもヒザが出にくいしっかりとした生地なのも見どころです。
今回はスニーカーを合わせましたが、筆者のレングスのバランスなら、バレエシューズなどのフラットシューズのほうがイイかも。で、トップスに白Tシャツやサックスブルーのシャツなどを合わせて、パリジェンヌ風に着こなすのも素敵ですよね。 このフレアデニム、マジでタイプです♡
バックスタイルを見て思ったんですが、【マウジー】のデニムのヒップポケットって、どれも小ぶりで高めに設置されていますよね。これは女性にとってはうれしいポイントで、小尻&ヒップ位置を高めに見せてくれるんです。こういった細かなディテールへのこだわりもさすがです!
「ADVANCED LONG LEG FLARE」¥21,890(マウジー/バロックジャパンリミテッド)

