シゾイドパーソナリティ障害が顕在化する前の前駆症状について
シゾイドパーソナリティ障害の子どもの頃から見られる特徴は、他者との交流を避ける、1人遊びを好む、集団活動への参加を嫌がるといった様子です。
また、喜怒哀楽の表情が少なく、周囲に対して感情的な反応を示さないことも少なくありません。
成人期になってからも自ら孤独になることが多く、1人での活動を好む傾向があります。趣味や関心事も他者との交流を必要としないものを選ぶことが多く、コンピューターゲームや1人でできる創作活動などに没頭することがあります。
他者からの賞賛や批判に対して無関心で、微笑みやうなずきなど社会的に適切な反応が少ないことも特徴です。
シゾイドパーソナリティ障害の検査・診断
社会とのつながりに対して無関心で、対人関係においても感情表現が少ない場合、シゾイドパーソナリティ障害の可能性が高いといえます。
シゾイドパーソナリティ障害の診断は、アメリカ精神医学会の診断基準「DSM-5」などの国際的な診断基準を用いておこないます。
具体的には、以下のような項目のうち一定数以上が該当する場合に診断されます。
親密な関係を求めない
1人での活動を好む
性的活動への関心が低い
楽しみを感じる活動が少ない
近親者を除き、親しい友人がいない
他者からの評価に無関心
感情表現が乏しい
なお、シゾイドパーソナリティ障害は、疾患自体の症状を自覚して受診するよりも、抑うつや不安などの二次的な症状がきっかけで医療機関を受診することも多いです。
シゾイドパーソナリティ障害の症状は、ほかの精神疾患や別のパーソナリティ障害の症状に類似しているため、一時的な状態だけで判断せず、長期間にわたるさまざまな場面での行動を評価する必要があります。

