ついに始まった「地獄」
「えっ……春香!? なんで、ここに……」
智也の顔から、みるみる血の気が引いていくのがわかります。
「母さんまで……どうして……」
女はフォークを落とし、ガタガタとふるえ始めました。
「智也?春香さんを放っておいて…こんなところで何をしているの?」
義母の冷徹な声がひびきます。
「お祝いに来てあげたのよ?これ、私たちからのプレゼント。よろこんで受け取ってちょうだい」
私は笑顔で、厚みのある封筒を2人の前に叩きつけました。
「接近禁止違反、合計9回。証拠はすべてあります。違反金90万に、追加の慰謝料。払えるわよね? かけおちしてまで、守りたかった愛なんですものね?」
女は封筒の中身を見て、絶叫に近い声を上げました。
あとがき:お祝いディナーが「絶望の味」に変わる夜
「地獄の入り口にようこそ」という春香のセリフが、最高のカタルシスを呼び起こします。
不倫女が「勝った」と確信していた瞬間に、「現実」という名の請求書を突きつけた春香…。智也が、母親の姿を見て狼狽する様は、彼がいかに浅はかで、依存的な人間だったかを物語っていますね。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

