細見美術館 特別展『志村ふくみ 百一寿 ー夢の浮橋ー』源氏物語に着想した作品や最新作を公開

見どころ③志村ふくみの豊かな創造世界

《風露》 2000年 志村ふくみ 絹糸/紅花、藍、刈安、紫根 【後期展示】《風露》 2000年 志村ふくみ 絹糸/紅花、藍、刈安、紫根 【後期展示】

志村さんは長きにわたって織ってきた着物の残り布や端切れを愛おしく思い、大切に保管してきたそうです。80代に入ってからはこれらの布を使ったコラージュ作品にも取り組みました。

《五月のウナ電》 詩:高村光太郎 書・裂:志村ふくみ 【後期展示】《五月のウナ電》 詩:高村光太郎 書・裂:志村ふくみ 【後期展示】

《五月のウナ電》は、高村光太郎による同名の詩を志村さんが筆でしたため、端切れで飾った作品です。詩の内容は、ヘラクレス座が「アオバ ソロッタカ」などと電報形式で自然の万物に呼びかけるもの。この詩に感動したことが、志村さんが本作を制作するきっかけとなりました。

志村さんはこの詩を、人間の慢心や環境破壊と結びつけて捉えているそうです。本作では植物染料を用いる作家ならではの視点や感性が詩と共鳴し、私たちに美しい警告を発しているようです。

《雛形 若菜》 2006年 志村ふくみ 絹糸 【前期展示】《雛形 若菜》 2006年 志村ふくみ 絹糸 【前期展示】

また、本展では着物の雛形やスケッチなども展示。志村さんの創造世界の奥深くに迫る展覧会となりそうです。

展覧会情報

志村ふくみ 百一寿 ー夢の浮橋
会期:2026年3月3日(火) - 5月31日(日)
◎前期:3月3日(火) - 4月12日(日)
◎後期:4月14日(火) - 5月31日(日)
会場:細見美術館
◎京都市左京区岡崎最勝寺町6-3
開館時間:午前10時 - 午後5時
休館日:毎週月曜日(ただし、5月4日は開館)、5月7日(木)

主催:細見美術館、京都新聞(予定)
後援:京都市内博物館施設連絡協議会
協力:都機工房、アトリエシムラ
監修:志村ふくみ、志村洋子

美術館公式サイト:細見美術館

入館料

◎一般:2,000円(1,800円)
◎学生:1,500円
◎前売ぺアチケット:3,400円 一般2枚組のお得なチケット。1枚ずつでもご利用いただけます。
◎きもの割:会期中、きもの姿でご来館いただくと200円引きでご観覧いただけます!

販売期間:2月3日(火)〜3月2日(月)
販売場所:ローソンチケット、イープラス

※( )内は前売料金。
※前売券は2月3日(火)から3月2日(月)までプレイガイドで販売。
※学生(中学生〜大学生)の方は学生証をご提示ください。
※障がい者の方は、障がい者手帳などのご提示で100円引き。
※割引等利用の場合は美術館窓口でお求めください。
※チケット購入の際にプレイガイドによって手数料が発生する場合があります。

配信元: イロハニアート

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