面接の場は、経験や資格を語るだけではなく、人と人としてどう向き合うかが試される場所でもあるのではないでしょうか。面接官だって人間です。一緒に働きたいと思う人を採用したいですよね。今回は、筆者の友人の体験談をご紹介します。
「お呼びじゃない」空気
40代での転職活動。
苦労してようやく辿り着いた、とある企業の二次面接は、予想以上に厳しいものでした。
面接官の男性は私の履歴書に目を落としたまま、「ふーん……で、この経験がうちでどう役立つんですか?」と鼻で笑うような態度。
どことなくトゲのある質問が続き、「ああ、私はここでは必要とされていないんだ」と、これまでのキャリアさえ否定されたような悲しい気持ちになり、心が折れかかっていました。
投げかけた“本音の問い”
面接の終盤、「最後に何か質問はありますか?」と聞かれた時、私は「どうせ落ちるなら」と、用意していた定型文を捨てて、本音で面接官に問いかけました。
「失礼ですが、御社が今、現場で最も困っていることは何ですか?」
すると、それまで攻撃的だった面接官の動きがピタリと止まりました。
彼は小さく溜息を吐くと、少し表情を緩めて「実はね……」と、若手の離職率の高さや現場での意思疎通の難しさを話し始めたのです。

