
そんなBリーグは、おすすめの観光スポットをチームや選手、ファンが発信し、Bリーグファン同士がつながることで、応援や地域活動を盛り上げる参加型プロジェクト「B.旅」を展開中。B.旅のポータルサイトでは、選手やクラブの推薦コメントと共にアリーナ周辺の観光スポットが掲載されているので、アリーナでのバスケ観戦前後に立ち寄るスポットの参考にできる。
今回は、Bリーグによる新しい地域貢献プロジェクト「B.旅」の狙いや今後の展望などについて担当者に話を聞いた。
――B.旅はどのようなきっかけでスタートしたのでしょうか?
B.旅は、Bリーグの観戦でアリーナに来るファンに対しその周辺情報を届けることで、バスケ観戦をきっかけにグルメ・観光・体験スポットなど地域の魅力を感じてもらうことを目指しています。

どのクラブも、自分たちのファンに対しては、そのクラブがあるホームタウンの魅力や楽しみ方についてさまざまな情報提供をしている一方で、対戦相手であるアウェークラブのファンに対しては情報を行き渡らせることができていませんでした。また、アウェークラブにおいても遠征先の試合会場には土地感がないため、観戦に来てくれるファンに観光に関する情報は届けられていなかったのです。
このような課題を解決するために、全国のクラブのおすすめスポットをまとめ、アウェー観戦時に楽しんでもらう情報を提供する目的で2025年10月に始まったのが「B.旅」です。
――バスケ観戦の際は、B.旅をどのように活用するとよいでしょうか?
B.旅のポータルサイトでは、クラブ名を選ぶと、そのクラブがおすすめする観光スポットが一覧で表示されます。
バスケットボールファンの皆さまには、ご自身が応援するクラブの掲載スポットをご確認いただき、B.旅掲載のスポットはもちろん、ご自身がおすすめしたいスポットの情報をSNSで発信したり、他のファンの方の投稿に反応したりして、同じクラブのファン同士での交流を楽しんでいただきたいです。

また、アウェークラブのファンとして遠征する場合は、ホームとして迎え入れる側のクラブのファンの方がSNSに蓄積した情報を参考にして、実際にスポットを巡っていただきたいです。その感想をSNSで投稿していただくことで、B.旅に端を発する観光情報が厚くなっていくことを目指しています。
――B.旅に対する反応で、印象深いものはありましたか?
多くのクラブやファンの方々に好評をいただいております。
「こんな情報を待っていた」「もっと早くやってくれたらよかったのに」というプロジェクト自体に関するポジティブな反応はもちろん、特定のスポットについて、ファンの方々が感想や思い出を投稿し合っている様子をみるとリーグの企画者としてはうれしい気持ちになります。
――「B.旅御朱印カード」とは何でしょうか?
Bリーグでは、Bリーグの選手たちをさまざまなデザインであしらったデジタルカードをコレクションできる、「B.LEAGUE CARD」というサービスがあります。ファンの方々にとても人気のコンテンツです。

このカードのひとつとして、試合の日にアリーナでもらえる「B.旅御朱印カード」というものを開発し、2025年12月から提供を開始しました。カードは、試合の日付とともに取得したアリーナ名が出るような特別な仕様になっていて、対戦した両クラブの選手の肖像もあしらわれています。リリースしてから約2カ月が経ちましたが、すでに多くのファンの方にダウンロードいただいています。

――今後、B.旅ではどんな展開が期待できるでしょうか?
「B.旅御朱印カード」にて、アリーナだけでなく、B.旅のポータルサイトに掲載されているスポットでも特別なカードが取得できるサービスを、いくつかのクラブ限定で2月末から順次ローンチ予定です。対象のクラブは、茨城ロボッツ、京都ハンナリーズ、佐賀バルーナーズ、横浜エクセレンス、愛媛オレンジバイキングスの5クラブです。今回の取り組みは実験的な側面もありますので、効果やニーズがあるようなら全国展開も検討したいと考えています。
スポーツ観戦に訪れたファンの皆さんにとって、アリーナでの観戦に留まらず町にも足を運ぶことのモチベーションとなるよう、B.旅をファンの皆さんと一緒に盛り上げていきたいと思います。
ファンの方々によってこれまでに投稿されたおすすめスポットは、X(旧Twitter)にて「#B旅」で確認できる。実際にXを検索してみると、その土地に精通しているからこそ知っている"ツウ"な投稿もあったので、これまでアリーナと家の往復だけだった人はぜひ、B.旅をチェックしてみて。
取材・文=澤田麻依
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