
高市早苗首相(2026年2月撮影、時事)
【えっ!】野菜、冷凍食品、果物…買い物で大きな変化があった品目は? 購入しやすくなるといい品目は?
2月8日に投開票が行われた衆議院選挙で自民党が、316議席を獲得し、憲法改正発議に必要な3分の2(310議席)を単独で超えるという結果になりました。2月18日に召集される特別国会で最大の焦点となるのが「食料品の消費税ゼロ」についてでしょう。高市早苗首相は「食料品の消費税0%は私自身の悲願」と過去に述べており、8日夜にも「消費税減税は2年限定でしかできない。その後、給付付き税額控除に移行させたい」と意欲を改めて示していました。食料品の消費税減税は国民の暮らしに直結する政策であり、多くの人が注目している政策です。
物価高による買い控え……給与が上がらないなら「節約」するしかない
近年、大手企業を中心に従業員の賃上げが進む一方で、国民の多くは賃金がほとんど上がらず、物価高に頭を抱える日々が続いています。
情報サイト「ファンくる」では「物価高騰についての消費者調査」(2024年8月、同サイトに登録している一般消費者計1006人(男性222人、女性784人))を実施しました。同調査では、「物価高騰により買い物に変化があった」と感じる人の割合は65%となりました。
なお、「買い物に変化があった商品」は野菜(52%)、精肉(45%)、お菓子(33%)、果物(29%)、乳製品(28%)が上位を占めるという結果でした。
厚生労働省は国民の健康増進に向けて、色とりどりの野菜をたっぷりとることを推奨しており、1日あたり野菜350グラム以上を摂取目標としています。しかし、現実には、何種類も野菜を買う余裕がない人や、量が多くて価格が安いものを選ぶ人が多いとみられます。
筆者自身、予算が限られている時は、キャベツなど量が多くて日持ちする野菜を優先し、果物は控えています。予算を超えそうになったら、果物や菓子、そしてヨーグルト、チーズなどの乳製品を棚に戻します。これらは主菜にならず腹持ちも悪いため、余裕があるときにしか購入できません。
物価高が続く中で収入が変わらないと、「食べたい」「食べてみたい」という気持ちは後まわしになりがちです。気づけば、スーパーを歩きながら、買い物を楽しむというよりも、最低限必要な栄養を補い、空腹を満たすものを集める作業になっています。
食料品“消費税ゼロ”になったら食料品の“選択”が増える
今回の衆議院選挙で、食料品(飲食料品)の消費税(現行8%)は大きな争点となりましたが、各党の方針は大きく異なりました。自民党・日本維新の会は食料品を2年間限定で0%とする検討を加速させる方針を示し、中道改革連合は食料品を恒久的に0%、国民民主党は消費税一律5%引き下げ、日本共産党は一律5%(将来的廃止目指す)、れいわ新選組は速やかな廃止、参政党は段階的廃止(2年間0%に反対)、日本保守党・社民党は食料品を恒久的に0%、チームみらいは減税より社会保険料引き下げ優先(消費税現状維持)を目指すと主張しました。
そうした中で、自民党が選挙で圧勝し、食料品の消費税が2年間限定で0%になるのではと期待が高まっています。
多くの国民は、高級レストランで食事をしたり高級食材を購入したりすることではなく、行きつけのスーパーで気になる商品や、季節のフルーツを気軽に買えるようになることを望んでいると思います。スーパーで目にとまった食材や「おいしそう」と思ったものを気軽に購入できるだけで、日々の生活がカラフルになり、生きる活力につながります。
筆者自身、食料品の消費税0%が実現したら、スーパーでの買い物がもっと楽しくなりそうです。週に1回くらいは、スープやサラダに使う野菜の種類を増やすこともできるでしょうし、気になる調味料を買ってみることもできるでしょう。また、季節の果物の購入頻度も高まるかもしれません。
