熊本の宇土(うと)半島の西の端に、明治20年(1887年)の開港から時が止まったような、美しい石積みの埠頭があります。そこは「三角(みすみ)西港」。まるで明治時代へタイムスリップしたかのようなノスタルジックで異国情緒あふれる景色が広がっています。地元で愛され続ける三角西港の、とっておきの楽しみ方をご紹介します。
世界文化遺産に登録されている石積み埠頭
2015年に世界文化遺産に登録されたこの場所。かつては石炭を海外に輸出する港として栄えていましたが、今は子どもたちの笑い声が響き、とても穏やかな空気が流れています。
オランダ人技師の設計と天草の石工の技が光る、日本で唯一現存する石積み埠頭を、子どもと一緒にのんびり歩く。教科書では味わえない生きた歴史を五感で楽しみながら、親子で深呼吸してみませんか?
レトロな建築探検を楽しもう!
石積みの建造物に加え、歴史的建造物が多く残る三角西港。いったん足を踏み入れると、そこはまるで明治の港町。
まず目をひくのが、明治天皇記念館として建設された「龍驤館(りゅうじょうかん)」。当時は公民館や図書館として利用されていましたが、今は資料館としてパネルやジオラマの展示で当時の様子を伝えています。
その横にはコロニアル様式のホテル、「浦島屋」。残念ながら現在の建物は設計図をもとに復元されたものですが、現在放送中の朝ドラ『ばけばけ』の小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)がそのおもてなしを気に入って、紀行文『夏の日の夢』の中で紹介しています。
三角西港を設計した技師ムルドルに扮した「くまモン」像もみなさんのお越しをお待ちしていますよ!

