地域住民が「同じ島に暮らす一人の人」として語り合う

日本の有人離島は約400島。多くの島で医療、産業、担い手不足といった課題が複雑化している。今回のイベントは、解決策を提示する場ではない。

テーマは「この島で働いていて嬉しかったこと」「この島の面白さを子どもに伝えるなら」。訪問看護師、五島手延うどん製造業者、移住者、若者らが肩書きを外し、「同じ島に暮らす一人の人」として語り合った。

トーク後には、島の海産物を使った寿司の実演や、五島手延うどんの「地獄だき」を囲む交流会を実施。当日は有川地区の伝統行事「弁財天(メーザイデン)」とも重なり、祭装束姿の参加者も加わった。

地域の文化、食、医療、仕事。それぞれが分断されるのではなく、一つの空間で自然に交わる設計が同イベントの特徴だ。
物流企業が「場づくり」で新たな地域モデルを実装

有川地区の伝統行事「弁財天(メーザイデン)」
アイランデクスは離島専門引越し便を起点に、全国8島へ拠点を展開。累計4万組以上の移動に関わってきた。

代表の池田氏は次のように語る。
「これまで私たちは、離島専門の引越しを通してモノを届けてきました。しかし目指しているのは、単に便利な社会ではありません。離島に残るあたたかな関係性を活かし、そこに根ざした物流を実装することです。
かつて地域を癒してきた建物を託していただき、次の役割を担わせていただくことには大きな責任を感じています。人が安心して語り合える場があってこそ、移住も挑戦も生まれる。その土壌を育てることが、私たちの次の役割だと考えています。」

物流企業が空き家を再生し、地域対話のプラットフォームを設計する。同取り組みは単発イベントではなく、「移動を支える企業が、関係性も支える」という新たな地域モデルの実装例だ。
同社は今後も、上五島をはじめとする各離島において、空き家再生と対話の場づくりを通じ、移住・産業・医療が交差する持続可能な地域基盤の構築を進めていく。
アイランデクスが手がける地方創生の取り組みを応援しよう。
■シェアハウスBAY上五島
住所:⻑崎県南松浦郡新上五島町七⽬郷1120
「上五島をよりよく暮らす〜トーク&寿司交流会〜」詳細ページ:https://islandex.co.jp/kamigoto-turns
(佐藤 ひより)
