ナツコさんは、夫のケンタと息子のハル太の3人家族。育児を自主的にしようとせず、子どものような言動をとるケンタに悩んでいました。
義実家でケンタと話し合うことにしたナツコさん。開き直るケンタでしたが、ケンタの兄セイジから説教されたことで深く反省します。結局、ナツコさんは実家に帰ってしまい、ケンタは信頼を取り戻すために育児の勉強を始めました。
ナツコさんから離婚届を渡されるケンタ。もう一度チャンスがほしいと懇願するケンタに、ナツコさんは葛藤しながらも家に戻ります。家に帰ると、ケンタは率先してハル太の世話をし、苦手だった寝かしつけにも挑戦。
自分が早くできるようにならないとナツコさんが休めないからと、育児と真剣に向き合うようになっていて……。
2週間が経ち、ナツコさんが今までひとりで大変な思いをしてきたのだと身をもって知ったケンタ。疲労困憊の最中、ふとしたハル太の姿にケンタは思わず笑みをこぼします。
すると、今まで一度もケンタに笑顔を見せなかったハル太が笑ったのです!
ケンタは「俺はダメなパパだけど、ナツコとハル太と離れたくないよ」とハル太を抱きしめ、泣くのでした。
笑いかけてくれた息子。夫は涙をながして…















今までのケンタから、自分やハル太に対する愛情を感じられなかったナツコさん。しかし、生まれ変わったように育児に向き合うケンタを見て「本当にもう一回、信じてもいいの?」と泣きながら聞きます。
それから1年後、ケンタはハル太を連れて公園へ。ナツコさんとケンタはお互いに感謝を伝え、幸せそうに生活していたのでした。
ずっと葛藤してきたナツコさん。育児に向き合うケンタの姿を見て信じたい気持ちもあったでしょうが、「また裏切られたら……」という気持ちがずっと拭えなかったのではないでしょうか。それでもケンタを信じる選択をしたナツコさんに、尊敬の念を覚えますね。
親しき仲にも礼儀ありという言葉がありますが、家族や親しい仲でも「してもらって当たり前」ではなく、ケンタとナツコさんのように感謝をしっかり伝えたいですね。
著者:マンガ家・イラストレーター よういち

