「ストレスで手が震える」症状についてよくある質問
ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「ストレスで手が震える」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
寒くないのに勝手に手が震えて気になります。何科の病院で治療できますか?
関口 雅則(医師)
寒さと関係なく手が震えるときは、神経疾患、内分泌・代謝異常、薬の副作用、心理的ストレスなど複数の原因を検討する必要があります。まずは本態性振戦やパーキンソン病の有無を確認できる脳神経内科の受診が推奨されます。近くにない場合は一般内科で評価を受け、必要に応じて内分泌内科や心療内科・精神科を紹介してもらう流れが一般的です。
不安なときに手が震えるのはストレスや自律神経が原因なのでしょうか?
関口 雅則(医師)
不安による震えは、交感神経の優位とアドレナリン分泌に伴う生理的な反応で説明できます。一時的なら正常範囲ですが、頻発したり強い不安発作を伴ったりする場合は治療が必要な病気の可能性があります。日常生活に支障が出ていると感じるなら、心療内科や精神科の受診をした方が良いでしょう。
仕事中に手が震えてしまうのはストレスが限界に達しているサインでしょうか?
関口 雅則(医師)
仕事中の手の震えは、プレッシャーや疲労、睡眠不足、カフェインなど複数の要因が絡むことが多く、「ストレスが限界」とは限りません。震えに加え、集中力低下やミスの増加、イライラや抑うつ、不眠が続く場合は心身のオーバーワークのサインと考えられます。勤務時間や休憩、睡眠、カフェインやアルコール量を見直しても改善しなければ、一度内科や心療内科で評価を受けることが望ましいです。
手や指が震えるときに即効性のある止め方・対処法を教えてください
関口 雅則(医師)
完全に即効で震えを止める方法はありませんが、一時的なストレスによる震えには、ゆっくりした腹式呼吸を数分続ける方法が役立つとされています。あわせて、肩や腕の筋肉を意識的に緩めたり、椅子に座って足裏を床につけ、姿勢を安定させたりすることも有用と考えられます。
まとめ ストレスで手が震えるときは原因を見極めて早めに相談を
ストレスで手が震える場面は珍しくありませんが、本態性振戦やパーキンソン病、甲状腺機能亢進症、不安障害などが隠れていることもあります。「ストレスだから」と自己判断せず、症状の出る場面や期間、随伴症状を整理し、必要に応じて神経内科や内科、心療内科で相談することが重要です。また、深呼吸や生活習慣の見直しなどのストレスマネジメントを取り入れ、「原因を知ること」と「適切に対処すること」で不安の軽減につながります。
「ストレスで手が震える」症状で考えられる病気
「ストレスで手が震える」から医師が考えられる病気は10個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
関連疾患
本態性振戦
パーキンソン病
バセドウ病低血糖発作
更年期障害不安障害
過換気症候群うつ病アルコール依存症手の震えを「年齢」や「性格」のせいにせず、必要なときには専門家に相談することで、安心して日常生活を送れるようになります。
「ストレスで手が震える」に似ている症状・関連する症状
「ストレスで手が震える」と関連している、似ている症状は5個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。
関連する症状
筋肉のこわばり
動悸息切れ
めまい頭痛震えだけでなく、痛みやしびれ、動悸など他の症状が重なっているときは、それも含めて医師に伝えることで、より適切な診断と治療につながります。
【参考文献】・日本神経治療学会|標準的神経治療:本態性振戦
・株式会社あすか製薬メディカル|手が震えるのはストレスが原因? 潜む病気や震えの止め方
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