
広島県府中町の野村乳業は、広島市南区の広島東洋カープ、東京都港区のプリメディカと共に2025年シーズンより開始した「GUT POWER PROJECT(ガット パワー プロジェクト、略称「GPP」)」の取り組み結果を受け、2026年も取り組みを継続することを決定した。
カープ選手の腸内フローラを分析しサポート

「GUT POWER PROJECT」は、「おなかを育てる」腸活専門メーカーの野村乳業と、予防医療領域における検査サービスを展開するプリメディカ、プロ野球球団・広島東洋カープによる「腸内フローラ解析を用いた個別コンディショニングプログラム」。広島東洋カープの選手の腸内フローラ(腸内細菌叢)を科学的に分析・改善し、体調管理やパフォーマンス向上をサポートすることを目指す取り組みだ。
対象になるのは、競技パフォーマンスに直結する睡眠の質、疲労回復、筋肉合成の3つの領域。選手一人ひとりの腸内フローラを可視化し、腸内フローラの解析、及び食生活の改善・腸活サポートを実施・検証する。
パフォーマンス向上の成果を確認

対象選手8人について、4月・10月の2回検便による腸内フローラ解析を行い変化を確認。日本人の腸内フローラは5つのタイプに分類されており、これらの「腸内フローラタイプ」の改善が見られた。

これに加え、アスリートにとって重要となる「多様性」数値の向上が全体傾向として見られた。各選手への個別フィードバックを行い、来シーズンへの取り組みにつなげていくという。

選手へのアンケート
また、2025年シーズンの取り組みでは、選手の睡眠・疲労回復等の体感における改善や、腸内環境の多様性向上など、パフォーマンス向上に直結する一定の成果を確認できた。この結果を基に、2026年シーズンは「腸からカープを強くする」という目的を達成すべく、科学的根拠に基づいたサポート体制をより一層強化する。
2026年シーズンは、次の取り組みを強化予定だ。
一つ目は、選手・トレーナーへの腸活勉強会。二つ目は、大野寮・マツダスタジアム・遠征先での腸活しやすい環境づくりと、腸活を意識した環境づくり。三つ目に、対象選手人数を拡大し、腸内フローラを解析・アドバイスを実施すること。
2026年からは、腸内フローラに加えて、菌の働きによって生まれる成分である「短鎖脂肪酸」も新たに測定・解析。腸内環境をより多角的に評価するとともに、パフォーマンス向上に貢献できる検証を推進していく。
