「ドーパミン」ってどんなホルモン?多い人の特徴や出し方も医師が徹底解説!

「ドーパミン」ってどんなホルモン?多い人の特徴や出し方も医師が徹底解説!

ドーパミンが不足する原因

「セロトニン」とは?

慢性的なストレスと加齢

長期間の強いストレスにさらされ続けると、脳は対抗するためにドーパミンを過剰に消費してしまい、枯渇状態になります(バーンアウト症候群など)。また、加齢とともにドーパミンを産生する神経細胞(特に中脳黒質の細胞)は自然に減少していきます。
これが高齢者において動作が緩慢になったり、新しいことへの意欲が低下したりする生理的な一因となります。

生活習慣の乱れ(睡眠・栄養)

ドーパミンの合成には、材料となるアミノ酸(チロシン)や、合成を助けるビタミンB6、鉄分などの栄養素が必要です。極端なダイエットや偏った食事でこれらの栄養が不足すると、脳内でドーパミンが作られにくくなります。
また、睡眠不足はドーパミン受容体(受け皿)の働きを低下させるため、いくらドーパミンが出ていても脳がそれを受け取れなくなります。質の良い睡眠は、受容体のメンテナンスに不可欠です。

過剰な刺激による「ダウンレギュレーション」

現代特有の深刻な原因として、スマホやSNS、ゲーム、甘い物などの「強すぎる刺激(超常刺激)」への依存が挙げられます。これらは強力かつ頻繁にドーパミンを放出させます。 こうした強い刺激が続くと、脳は興奮しすぎるのを防ぐため、バランスを取ろうとしてドーパミンの受け皿(受容体)の数を減らしてしまいます。これを「ダウンレギュレーション」と呼びます。
結果として、通常の刺激では喜びを感じられなくなり、慢性的なドーパミン不足(不感症のような状態)に陥ります。これがいわゆる「ドーパミン中毒」のメカニズムです。

ドーパミンの出し方

「セロトニン」とは?

食事で原料を補給する

ドーパミンの材料となるアミノ酸「チロシン」を含む食品を積極的に摂りましょう。
推奨食材としては、乳製品(チーズ・ヨーグルト)、大豆製品(納豆・豆腐・味噌)、ナッツ類(アーモンド)、バナナ、アボカド、鶏肉、魚(カツオ・マグロ)などが挙げられます。 また、チロシンからドーパミンへの変換を助けるビタミンB6(マグロ、バナナなど)や鉄分も合わせて摂るのが効果的です。
朝食にバナナヨーグルトや納豆ご飯を食べるのは理にかなっています。

有酸素運動と筋トレ

運動は脳にとって最強のスイッチです。特にウォーキングやジョギングなどのリズム運動(有酸素運動)は、脳内の血流を増やし、ドーパミンの放出を促します。
また、スクワットなどの筋トレを行い筋肉に負荷をかけることは、成長ホルモンの分泌とともにドーパミン分泌を高めます。1日20分程度の軽い運動でも十分効果があり、運動後の「スッキリした気分」こそがドーパミンが出ている証拠です。

スモールステップで達成感を積み重ねる

脳の報酬系は「目標を達成した時」に強く反応します。大きな目標をいきなり目指すのではなく、ToDoリストを作って「小さな目標(スモールステップ)」を一つずつクリアしていく方法がおすすめです。 「メールを1通返す」「5分だけ掃除する」など、タスクを完了してチェックを入れるたびに、脳内で少量のドーパミンが放出され、次のやる気につながります。

新しいことへの挑戦と音楽

マンネリ化した日常から一歩踏み出し、新しい場所に行ったり、新しい趣味を始めたりすることは、ドーパミン神経を刺激します(新奇性探求)。
また、好きな音楽を聴くことも脳の報酬系を活性化させ、ドーパミンを増やす即効性のある方法として知られています。「感動して鳥肌が立つ」ような体験は、脳内でドーパミンが大量に放出されている状態です。

質の高い睡眠とデトックス(脳の休息)

減ってしまったドーパミン受容体を回復させる(リセットする)には、脳を休ませる必要があります。これを俗に「ドーパミン・デトックス」と呼ぶこともあります。 スマホやSNSから離れる時間を意識的に作り、過剰な刺激を遮断します。そして、7時間以上の十分な睡眠をとることで、受容体の感度を回復させます。また、マインドフルネス瞑想は、ドーパミンの暴走を抑え、セロトニンとのバランスを整える効果があります。

配信元: Medical DOC

提供元

プロフィール画像

Medical DOC

Medical DOC(メディカルドキュメント)は800名以上の監修ドクターと作った医療情報サイトです。 カラダの悩みは人それぞれ。その人にあった病院やクリニック・ドクター・医療情報を見つけることは、簡単ではありません。 Medical DOCはカラダの悩みを抱える方へ「信頼できる」「わかりやすい」情報をお届け致します。