「被保佐人は警備員になれない」は違憲、最高裁が初判断 原告男性「ちょっとうれしい。国会には早く改善してほしい」

「被保佐人は警備員になれない」は違憲、最高裁が初判断 原告男性「ちょっとうれしい。国会には早く改善してほしい」

●原告の男性「国会が放置したら意味がない」

判決後、原告と代理人が東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見を開いた。

代理人によると、違憲判断は、裁判官15人全員一致の判断だったが、国家賠償請求については10人対5人で判断が分かれ、請求は認められなかったという。

原告の男性は、最高裁が違憲との判断を示した点について「ちょっとうれしいと思った」と述べた一方で、国家賠償請求が認められなかった点については「自分で一生懸命働いて稼いで生活しているのに、国会でそういうこと(問題を放置すること)をしていたら意味がない。障害があろうが普通の人であろうが、改善は早めにしてほしい」と話した。

●代理人「最高裁の判断は本来の司法の位置付けと違う」

原告代理人の内河惠一弁護士は「この事件は随分放置されていたと考えざるを得ない。その間、原告は思わぬことで仕事を奪われ、生きる道を絶たれた」と問題の重大性をうったえた。

同じく代理人の熊田憲一郎弁護士は次のように述べ、最高裁の判断方法に疑問を呈した。

「今回の最高裁判決は、障害者を取り巻く社会の意識の変化を非常に重要視しています。ただ個人の意見として、法は少数者を助けるものであると考えると、逆に国民が関心を持っていないものこそ救わなければならないはずで、(社会の意識が変化しているからというのは)本来的な司法の位置付けと違うのではないかと思います」

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