「もう遊びに来ないで」小1息子の“迷惑すぎる同級生”、非常識な親に効果を発揮した一言

「もう遊びに来ないで」小1息子の“迷惑すぎる同級生”、非常識な親に効果を発揮した一言

問題児の家へ、突撃訪問

インターホンを鳴らすと、出てきたのはけんやくんの母親らしき女性だった。私と達也は自己紹介をし、「けんやくんのことでお話ししたいことがある」と伝えた。

「けんやが何かしましたか?」

けんやくんの母親は、けげんな顔で私たちを見た…。何が悪いのかピンと来ていないような口調だった。

達也はこれまでの経緯を冷静に…しかし、毅然とした態度で説明した。けんやくんが毎日、約束なしに家に来ること…。りゅうとがいないのに家に入ろうとすること。ゲームを独占することや宿題のじゃまをすること。そして、無断で引き出しを開けようとしたことなど…。

けんやくんの母親は話を聞いている間も、どこか上の空…といった様子だった。時折「へぇ」「そうなんですか」と相づちを打つだけだった。そして、達也が話し終えると、彼女は言った。

「あの子、ゲームが好きなんです。うちにはゲームがないから…お宅で遊ばせてもらっていたんですね。すみません、ご迷惑をおかけしました」

謝罪の言葉はあったものの、その声には全く反省の色が見られない。まるで、仕方なく言っている…といった感じだった。私の心の中には、再びモヤモヤとした感情が広がった。

「あの、お宅のお子さんが、毎日うちに来て、勝手に家に入って、りゅうとの宿題のじゃましたり、勝手に引き出しを開けたりするのは、非常に困るんです。もし、この状況が続くようでしたら、学校にも相談させていただきます」

達也ははっきりと、そして強い口調で告げた。その言葉に、けんやくんの母親の顔色が変わった。初めて、彼女の表情にあせりの色が浮かんだ。

「え…学校にですか?それはちょっと…」

彼女は、口ごもった。

「ええ。私たちも、これ以上はガマンできませんので」

達也は、きっぱりと言い放った。

「…わかりましたよ」

彼女はしぶしぶ…といった感じで、そう返事をした。その声には不満がにじんでいるようにも聞こえた。それでも、達也の言葉が、彼女に何らかの圧力をかけたのは間違いなかった。

最初は、心のこもっていない謝罪の言葉を口にしたけんやくんの母。ところが、「学校に」と言った途端、態度を改めました。学校に、息子の粗暴の悪さが伝わるのは、まずいと思ったのでしょうか?いずれにせよ、夫の言葉が効いたようです。

その後、けんやくんが家に来ることはピタリと止みます。さつきさん親子は、ようやく平穏な毎日を取り戻すことができました。そして、見当たらなかったあのゲーム機は、単純にりゅうとが車に置き忘れていました。無事に見つかり、よかったですね。

いくら息子の友だちとはいえ、約束もなしに毎日来られるのは迷惑ですよね。さらに、やりたい放題でした。今、けんやくんがどのように放課後を過ごしているのかは、わからないそうですが、今の内から常識を身につけないと、将来困ってしまうのは本人です。常識やマナーについては、家庭で教えなければいけませんよね。

記事作成: ももこ

(配信元: ママリ

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