健康診断の血圧の再検査が必要な数値とは?Medical DOC監修医が解説します。
※この記事はMedical DOCにて『「50代の血圧正常値」はどれくらい?異常値や発見できる病気についても医師が解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
伊藤 陽子(医師)
浜松医科大学医学部卒業。腎臓・高血圧内科を専門とし、病院勤務を経て2019年中央林間さくら内科開業。相談しやすいクリニックを目指し、生活習慣病、腎臓病を中心に診療を行っている。医学博士、産業医、日本内科学会総合内科専門医、日本腎臓学会腎臓専門医、日本透析医学会透析専門医、日本東洋医学会漢方専門医、日本医師会認定産業医、公認心理師。
健康診断の血圧の再検査が必要な数値とは
健康診断の血圧測定で再検査とされる値は、2回測定の平均値が収縮期140mmHg以上、拡張期90mmHg以上です。
健康診断の血圧の異常値・再検査基準と内容
「高血圧」と診断される血圧の値は、診察室血圧で収縮期血圧が140mmHg以上かつ/または拡張期血圧が90mmHg以上、家庭血圧で収縮期血圧が135mmHg以上かつ/または85mmHg以上とされています。年代は関係ありません。
高血圧の中でも、180/120mmHg以上になると、脳や心臓、腎臓、血管などに「高血圧緊急症」と呼ばれる急性の障害を起こすことがあるため危険です。
健康診断で再検査や精密検査を勧められた場合、放置せずになるべく早めに受診しましょう。かかりつけ医や近隣の内科のクリニックに健康診断の結果と可能であれば自宅血圧の測定値を記載して持参してください。もし専門的な検査が必要と判断された場合は、大学病院などの規模が大きい医療機関に紹介される可能性もあります。
血圧測定は、現段階の診療報酬制度では初診料・再診料の中に含まれ、個別に料金を請求できないとされています。健康診断の再検査や精密検査の受診には健康保険が適用されるため、
初診料:3割負担の場合は約900円~
再診料:3割負担の場合は約400円~
が費用の目安です。
血圧測定のみで金額は発生しませんが、受診した医療機関の施設基準や、検査、治療の有無などにより費用は変わります。具体的に知りたい場合には、受診する医療機関に問い合わせをしましょう。再検査・精密検査の結果、治療が必要と判断された場合、生活習慣の改善から始まり、必要に応じて降圧剤の服用が検討されます。原因疾患が判明した場合、その疾患の治療が行われます。
「50代の血圧正常値」についてよくある質問
ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「50代の血圧正常値」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。
家庭で血圧を測定した場合、高血圧の範囲はいくつですか?
伊藤 陽子(医師)
家庭血圧で高血圧と診断される基準は、収縮期135mmHg以上かつ/または拡張期85mmHg以上です。診察室血圧よりも、それぞれ5mmHg低く設定されています。参考までに、正常値は収縮期115mmHg未満かつ拡張期75mmHg未満です。
男女ともに更年期を疑う血圧の値はありますか?
伊藤 陽子(医師)
男女とも、性ホルモンの分泌量が低下する更年期に血圧が高くなる傾向が報告されていますが、具体的な値が定められているわけではありません。以前と比べて血圧が上がってきたら、生活習慣の見直しを行って早めに対策をとりましょう。

