親切心でしていた「恐ろしいこと」
背筋が凍る思いでした。 今まで「ガソリン代もかからないし」「ついでだし」と自分を納得させていたけれど、よく考えてみたら私はとんでもないリスクを背負っていた。もし万が一のことがあれば、私もるみさんも、娘たちも人生に大きな傷を負うことになります。
「……気づかなかった。私、なんて怖いことをしてたんだろう」
「ゆりこが今後もその親子と仲良くしたいと思うならなおさら、危険性についてきちんと話したほうがいいよ。相手を大事に思っていることも伝わるし、今後のモヤモヤも解消されるんじゃないか?」
大介の言葉に、私は深く頷きました。 るみさんに嫌われるのが怖くて、本当の危険から目を背けていた。それは優しさでもなんでもなかったんです。
私はスマホを手に取りました。画面には、まだるみさんからの返信はありません。 でも、もう顔色を伺うのはやめよう。 サキを守るために、さなちゃんを守るために。そして、るみさんとの関係を本来の姿に戻すために。
私は震える指で、スマホのメッセージを打ち始めました―――。
あとがき:「優しさの仮面を剥ぎ、命の重さと向き合う」
感情論だけでは解決できない「安全」という絶対的な基準。大介の指摘は、読者である私たちにも冷や水を浴びせます。「ちょっとそこまで」という油断が、一生消えない後悔に変わるリスク。ゆりこさんは、るみさんに嫌われることよりも、るみさんの子どもを守ることを選びました。
それは、これまでの「顔色を伺う優しさ」とは違う、本当の意味での「大人としての誠実さ」に目覚めた瞬間だったのだと感じます。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

