生まれたわが子にしあわせを誓う
外に出ると、夜風がとても心地よく感じられました。
「春香、大丈夫? おなか、張ってない?」
母が私の肩を抱き寄せ、心配そうに顔をのぞきこみました。
「うん。なんだか、すごくスッキリした気分。あんなに執着してたのがウソみたい」
「春香さん…春香さんは、強い"母"の顔をしていたわ。きっとこれからも、子どもを守っていける。私たちにとっても、春香さんは娘のようなものだよ。私たちのことも、いつでもたよっていいからね」
「お義母さん…ありがとうございます」
その後、智也は、義実家から勘当され、多額の慰謝料と養育費を支払うため、馬車馬のように働く日々を送っています。女とは、金銭トラブルですぐに破局したそうです。
私はぶじ、元気な女の子を出産しました。
「パパはいなくても、あなたには最強の味方がたくさんいるからね」
私は、おだやかに眠る娘の顔を見ながら、幸福な人生がスタートする予感に、胸が満ちていました。
あとがき:泥沼の先に見つけた、本当の光
「愛」や「運命」などと語っていても、金や責任がからめば、もろく崩れる「不倫」という実態。最後は、智也と女が、互いのみにくさを露呈させて自滅していくという、スカッとする結末でした。
あたらしい命と共に歩み出した、春香。過去のキズは簡単には癒えませんが、それを乗り越えた彼女は、一人の女性として、また、「母」としても、さらなる強さを手に入れました。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

