症状のある人はもちろん、なくてもまずは検査を!
編集部
検査後の流れも教えてください。
蓮尾先生
検査後は1時間ほど休んでもらい、問題なければ帰宅することができます。鎮静剤を使用した場合、当日は車の運転を避けてください。食事は検査後1時間ほどで摂取できます。ポリープを切除した場合は、医師の指示に従って安静を保ちましょう。
編集部
どんな人が、特に受けた方がよい検査でしょうか?
蓮尾先生
便潜血検査で陽性が出た人、血便や便秘、下痢が続く人、腹痛や体重減少が気になる人は受けてもらいたいです。また繰り返しになりますが、自覚症状がなくても、40代以降の人は大腸ポリープや大腸がんの発生率が上がるため、定期的な検査を強く推奨しています。家族に大腸がんを患った人がいるという場合は、もう少し早めに受けるとよいでしょう。
編集部
どのくらいの頻度で受ければよいですか?
蓮尾先生
ポリープが見つからなかった場合は3〜5年に1回、ポリープを切除した場合は1〜3年に1回が目安です。一度検査を受けると「家族に大腸がんの既往があるから、より短い間隔で」など、医師が個別に頻度を指示してくれるはずです。
編集部
最後に、読者へのメッセージをお願いします。
蓮尾先生
大腸カメラは決して怖い検査ではありません。まだ一度も受けたことのない人は「がんかどうかを調べる」というよりも、まずは腸の健康状態を確認するつもりで受けてみてください。初回で自分の腸の特徴を知ることで、リスクに応じた適切な間隔での検査計画を立てることができ、将来の病気予防にもつながります。
編集部まとめ
大腸カメラは「痛い」「つらい」といった従来のイメージとは異なり、現在では安全で快適に受けられる検査です。鎮静や技術の進歩により、発見率と精度も向上しています。40代以降は、症状がなくても一度検査を受けることで、将来の健康リスクを大きく減らすことができます。

