先輩ママからの助言で、道が拓けた
里佳子は自分の経験も話してくれました。
「実は私もね、華の受験の時に、担任の先生に何度も相談したの。三者面談だけじゃなくて、電話でも個別に時間を作ってもらって…。親の不安も、娘の今の状態も、全部、正直に話したわ。そうしたら、先生が、華にぴったりの…私たちが考えてもみなかった、ランクが上の学校を提案してくれたの」
「ランクが上の学校?」
「ええ。そこは華の個性を伸ばしてくれるカリキュラムがあって、結局、中学のころの友だちとは、誰ともかぶらなかった。あの時、妥協して志望校を下げなくて本当に良かったと思ってる。友だち基準で選んでいたら、華は、今の充実した生活を送れていなかったでしょうね」
里佳子の言葉は、私の心のもやを少しずつ晴らしてくれました。
「麻美…娘さんの将来だけを考えてみて。友だちは"今"の要素だけど、学歴や環境は"一生"に関わることもある。湊ちゃんに、高校はあくまで"通過点"だってこと、教えてあげて」
里佳子の体験談を聞き、ようやく進むべき道が見えてきました。「ランクが上の学校」という、思ってもみなかった新しい選択肢があることを知りました。
先輩ママの助言がきっかけで、麻美はすぐに担任の先生に面談を申し込みます。友だちとの関係や今の成績など、すべてを話そうと決意したのです。
子どもにとって、学校での生活がすべてですね。ですが、外にはもっと広い世界が待ち受けています。それを、どのように子どもに伝えていくべきか、とても参考となる作品です。友人トラブルで志望校を下げるのは、本当にもったいないですね。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ももこ
(配信元: ママリ)

