脳梗塞が起こるメカニズムや前兆となる症状などについて、糖尿病・総合内科・甲状腺専門医である、たいや内科クリニックの加藤大也院長に聞きました。
Q.脳梗塞とはどのような病気ですか
脳梗塞とは、脳の血管が詰まることで血流が途絶え、その先の脳組織に酸素や栄養が十分に供給されず、脳の神経細胞がダメージを受ける病気です。脳梗塞は、大きく3つのタイプに分けられます。 高血圧や動脈硬化が原因となって血管が狭くなり、そこに血栓ができて血流を遮断する「アテローム血栓性脳梗塞」、心臓でできた血栓が脳の血管に流れて詰まる「心原性脳塞栓症(しんげんせいのうそくせんしょう)」、そして脳の深部にある細い血管が詰まり、小さな脳梗塞ができる「ラクナ梗塞」です。
特にラクナ梗塞は、長年の高血圧が原因で発症しやすいとされています。 全てのタイプに共通して、早期発見と適切な治療が回復の鍵となります。また、高血圧や糖尿病、脂質異常症がある場合は、定期的に医師の診察を受けて治療を継続することが重要です。
Q.脳梗塞になりやすい人の特徴にはどのようなものがありますか
脳梗塞になりやすい人の特徴として、いくつかのリスク因子が挙げられます。高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病は、動脈硬化を促進して脳梗塞のリスクを高めます。また、喫煙や過度の飲酒(1日アルコール60g以上、例: 日本酒約2.5合以上)、睡眠不足、強いストレス、運動不足も脳梗塞のリスクを高める要因となります。
さらに、心房細動などの不整脈では血栓が形成されやすくなり、心原性脳塞栓症に代表される塞栓性脳梗塞のリスクを特に高めます。
これらのリスク因子を把握し、早期に対策を講じることが重要です。

