なぜ稲葉浩志の『タッチ』はこれほど熱狂を呼ぶのか? 最高傑作の誕生を、手放しで喜べない“残酷なワケ”

なぜ稲葉浩志の『タッチ』はこれほど熱狂を呼ぶのか? 最高傑作の誕生を、手放しで喜べない“残酷なワケ”

日本が誇る「国民的コンテンツ」を活かしたのは誰か

 画像:株式会社エフエム東京 プレスリリース しかしながら、この「タッチ」が素晴らしいからこそ、一抹の寂しさがあることを認めざるを得ません。これがNetflixという海外資本によってなし得たものだという、厳しい事実です。

 アニメ「タッチ」と、誰もが知る国民的なテーマソング、そしてミリオンセラーを連発してきたボーカリスト。これらの国民的なコンテンツの有効的な活用のアイデアを具現化したのが、日本のメディアではなかったこと。

 ここに大きな敗北感を抱かざるを得ないからです。

 侍ジャパンが連覇を達成し、稲葉浩志の「タッチ」が流れるとき。その拍手喝采が大きければ大きいほど、地上波で放送されなくなったことの意味を突きつけられるのかもしれません。

<文/石黒隆之>





【石黒隆之】
音楽批評の他、スポーツ、エンタメ、政治について執筆。『新潮』『ユリイカ』等に音楽評論を寄稿。『Number』等でスポーツ取材の経験もあり。いつかストリートピアノで「お富さん」(春日八郎)を弾きたい。Twitter: @TakayukiIshigu4



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