「溶連菌性咽頭炎」は風邪と何が違う? 喉の痛みや高熱など3つの判別基準を医師が解説

「溶連菌性咽頭炎」は風邪と何が違う? 喉の痛みや高熱など3つの判別基準を医師が解説

溶連菌性咽頭炎の治療

溶連菌性咽頭炎の治療は抗生物質を用いた治療が基本で、同時に解熱剤も使用します。

治療の途中で症状が改善しても菌が完全に排除されていない可能性があるため、抗生物質は医師の指示通りに最後まで服用することが大切です。

また、症状の緩和には十分な休息と水分摂取が大切です。とくに喉の痛みが強い場合は、食べやすいように柔らかくされた薄味の食事を心がけるとよいでしょう。

適切な治療を受けると他者への感染リスクは低下しますが、学校や保育園への復帰については、医師の判断に従うことが望ましいです。

溶連菌性咽頭炎になりやすい人・予防の方法

溶連菌性咽頭炎は誰でも感染する可能性があるもので、とくに学童期の子どもに多く発症します。

感染リスクが高まる状況としては、家庭内や学校、保育園などの集団で行動する場が挙げられます。なかでも家庭内での感染率は高く、兄弟間での感染率は高い割合が報告されています。

予防の基本は飛沫感染と接触感染を防ぐことです。こまめな手洗いやうがいを習慣づけること、咳やくしゃみをした後や食事前に必ず手を洗うこと、手指をアルコール消毒することが大切です。

また、咳やくしゃみをする際はマスクを着用し、マスクがない場合はできるだけティッシュやハンカチなどで口や鼻を覆うようにしましょう。

家庭内で溶連菌感染症の人がいる場合は、タオルの共有を避け、可能な限り接触を減らす工夫が必要です。感染者のケアをする際にはマスクを着用し、食器の共用も避けるようにしましょう。

溶連菌性咽頭炎は予防接種のような特異的な予防法はありませんが、健康的な生活習慣を心がけて免疫力を維持することも予防につながります。

十分な睡眠やバランスの良い食事、適度な運動など日常的な健康管理も大切な予防法の1つといえるでしょう。


関連する病気

髄膜炎敗血症

リウマチ熱

急性糸球体腎炎

参考文献

国立健康危機管理研究機構感染症情報提供サイト「A群溶血性レンサ球菌咽頭炎」

信州大学医学部医学教育研修センター医学教育部門「溶連菌性咽頭炎スコア」

東京都感染症情報センター「A群溶血性レンサ球菌咽頭炎」

配信元: Medical DOC

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