バナナより血糖値が上がりにくい”低GI果物”とは?フルーツの糖質について解説!

バナナより血糖値が上がりにくい”低GI果物”とは?フルーツの糖質について解説!

フルーツの甘みは、主に果糖、ブドウ糖、ショ糖などの糖質によるものです。これらの糖質は種類によって体内での代謝経路が異なり、血糖値への影響も変わります。果糖は主に肝臓で代謝され、ブドウ糖は速やかに血液中に吸収されるなど、それぞれの特性があります。糖質の種類を理解することで、適切なフルーツ選びが可能になります。

武井 香七

監修管理栄養士:
武井 香七(管理栄養士)

帝京平成大学健康メディカル学部健康栄養学科卒業 横浜未来ヘルスケアシステム、戸塚共立第一病院3年7ヶ月勤務 株式会社コノヒカラ、障がい者グループホーム半年勤務 その後フリーランスを経て株式会社Wellness leadを設立。栄養士事業と健康事業を行なっている。

保有免許・資格
管理栄養士資格

フルーツに含まれる糖質の種類と特性

フルーツの甘みは、主に果糖、ブドウ糖、ショ糖などの糖質によるものです。これらの糖質は種類によって体内での代謝経路が異なり、血糖値への影響も変わります。糖質の特性を理解することで、適切なフルーツ選びが可能になります。

果糖とブドウ糖の代謝の違い

果糖は主に肝臓で代謝され、血糖値への直接的な影響が少ない糖質です。一方、ブドウ糖は速やかに血液中に吸収され、血糖値を上昇させます。フルーツには果糖とブドウ糖の両方が含まれており、その比率は種類によって異なります。

リンゴやナシは果糖の割合が高く、ブドウやバナナはブドウ糖と果糖がバランスよく含まれています。果糖は甘みが強いため、少量でも満足感が得られる利点がありますが、過剰摂取は中性脂肪の増加につながり、結果としてインスリンの効きを悪くし、血糖コントロールを悪化させる原因にもなるため注意が必要です。

糖質の種類だけでなく、食物繊維の含有量や水分量も血糖値の変動に影響します。食物繊維が豊富なフルーツは、糖質の吸収を緩やかにするため、血糖値の急激な上昇を抑える効果が期待されます。ただし、個人の体質や基礎疾患によって、糖質への反応は異なるため、自身の身体の変化を観察することが大切です。

フルーツの糖質量と血糖指数

血糖指数(GI値)は、食品が血糖値をどの程度上昇させるかを示す指標です。GI値が低いフルーツは、血糖値の上昇が緩やかであり、血糖管理が必要な方に適しています。ベリー類やチェリー、グレープフルーツなどはGI値が低いフルーツとして知られています。

一方、完熟したバナナなどはGI値が比較的高い傾向があります。ただし、GI値は食品の組み合わせや調理方法によっても変化するため、単独の指標として過度に重視する必要はありません。

糖質量が多いフルーツでも、食物繊維が豊富であれば血糖値の上昇は緩やかになります。また、タンパク質や脂質を含む食品と一緒に摂取することで、血糖値の急激な変動を抑えることができます。ヨーグルトやナッツと組み合わせて食べることは、栄養バランスの面でも有益です。

まとめ

フルーツは自然の恵みとして、多くの栄養素と健康効果をもたらしてくれる食品です。適切な種類と量を選び、生のまま食べることでビタミンやミネラル、食物繊維、抗酸化物質を効率的に摂取できます。ダイエットや肥満予防、糖尿病管理においても、フルーツは重要な役割を果たします。ただし、個々の健康状態や目標に応じて、摂取方法を調整することが必要です。気になる症状がある方や、持病をお持ちの方は、かかりつけ医や管理栄養士に相談し、自分に適したフルーツの取り入れ方を確認することをおすすめします。日々の食事にフルーツを上手に活用し、健やかな生活を送りましょう。

参考文献

厚生労働省「「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書」

国立健康・栄養研究所「健康食品の安全性・有効性情報」

農林水産省「食事バランスガイド」

配信元: Medical DOC

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