修正大血管転位症の治療
修正大血管転位症では外科的治療を中心にした治療がおこなわれます。合併する心疾患の種類や重症度などを考慮して「機能的修復術」と「解剖学的修復術」のいずれかがおこなわれる例が多いです。
機能的修復術
機能的修復術は、比較的患者さんの身体にかかる負担が少ない治療法だとされています。心室中隔欠損による穴をふさいだり血管の狭窄を改善したりします。
ただし、長期的には心臓の弁の問題や右心室の機能低下のリスクが残るとされます。
解剖学的修復術
解剖学的修復術はより根本的な修復を目指し、心臓の血流経路を本来あるべき形に近づける手術です。
手術に成功した場合、長期的な心機能の改善が期待できるものの、手術の負担が大きく合併症のリスクもある治療法とされています。
修正大血管転位症になりやすい人・予防の方法
修正大血管転位症の明確な原因は現在のところ解明されていないため、なりやすい人については特定できません。そのため、修正大血管転位症の発生を予防することも難しいとされています。
修正大血管転位症と診断されている場合、疾患の進行や合併症の発生を抑えるための「管理」が重要です。定期的な受診や適切な治療の継続、過度に負担がかかるような運動や疲労の回避などが推奨されます。
修正大血管転位症は、解剖学的特徴から長期的にさまざまな問題が生じる可能性がありますが、専門の医療機関に相談し、適切な治療と経過観察をおこなうことで、生活の質を保つことができると考えられています。
関連する病気
心室中隔欠損
肺動脈狭窄
心不全
参考文献
公益財団法人難病医学研究財団/難病情報センター「修正大血管転位症」
小児慢性特定疾病情報センター「修正大血管転位症」

