娘が小学1年生になり、一人歩きにも少しずつ慣れてきたころのことです。
いつものように下校してきた娘が鳴らしたインターホン。しかし、モニターに映し出されたのは、私の想像を絶する姿でした……。
モニターに映る娘の姿に絶句!
「ピンポーン」
聞き慣れたチャイムの音に、何の疑いもなくモニターをのぞき込んだ私は、その場に凍りつきました。
「えっ……嘘でしょ……?」
画面に映っていたのは、顔全体が血で真っ赤に染まった娘の姿。
一瞬、何が起きたのか理解できず、心臓がバクバクと音を立てるのを感じながら玄関へ飛び出しました。
「どうしたの!? 何があったの!?」
ドアを開けると、そこには泣きじゃくりながら立ち尽くす娘がいました。おでこから目の横にかけて広範囲に擦り傷があり、にじみ出た血が顔全体に広がって、まるで大事故に遭ったかのような惨状だったのです。
ランドセルが引き起こした悲劇
「まずは落ち着かなければ」と自分に言い聞かせながら事情を尋ねると、一緒に下校していた友だちと別れてから、自宅までのわずかな距離で、顔から転んでしまったというのです。
当時の娘は、まだクラスの中でも小柄なほう。ただでさえ重いランドセルを背負ったまま、つい小走りになった瞬間、その重みで一気に前のめりになり、手をつく間もなく顔面から地面に激突してしまったようでした。
その痛々しい姿に、身を守る余裕すらなかったのだと察し、胸が締め付けられました。
特に目のすぐ横まで傷が迫っていたため、「視力は大丈夫か」「一生残る傷あとになったらどうしよう」と不安でいっぱいになり、すぐに傷口を洗って病院へ急ぎました。
診察の結果、見た目こそ衝撃的だったものの、幸いにも傷は浅く済んでいました。娘はしばらくの間、ショックで落ち込んでいましたが、それでも、数日後に楽しみにしていた学校行事が控えていたおかげで、なんとか気持ちを切り替えられたようです。
ランドセルが重いからといって、荷物を減らすわけにはいきません。この日以来、娘とは「登下校中は絶対に走らない」という約束を改めて徹底。親の目が届かない通学路での安全管理の難しさを、身をもって知った出来事でした。
モニター越しに見た娘の姿は、今でも忘れられません。小学生のひとり歩きには、予期せぬ事故がつきものだと痛感しました。
完璧に防ぐことは難しくても、「走らない」という基本を守るだけで回避できるケガもあります。当たり前のことこそ、根気強く伝え続けることが大切だと改めて心に刻んでいます。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
取材・文/丸井のどか
著者:丸井のどか/40代女性/2016年生まれの娘、2018年生まれの息子の母。趣味はハンドメイド。子どもたちの「作って!」リクエストに応えるべく、日々練習中。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年2月)
※AI生成画像を使用しています

