黄疸が出てるのにほかは無症状? 「ローター症候群」の特徴を医師が分かりやすく解説

黄疸が出てるのにほかは無症状? 「ローター症候群」の特徴を医師が分かりやすく解説

ローター症候群の前兆や初期症状について

ローター症候群の主な症状は、黄疸です。黄疸は生まれたときから見られることもありますが、子どもの頃や思春期、あるいは大人になってから目立つこともあります。

黄疸はいつも同じように症状が出るわけではなく、時によって目立ったり、ほとんど分からなくなったりすることがあります。人によっては黄色い白目だけが目立つこともあります。

まれに、ビリルビンが尿に排出されて尿の色が濃くなることがあります。少数の患者でお腹の痛みや胃の不快感、熱、疲れやすさなどの症状が出ることもあります。

ローター症候群の検査・診断

ローター症候群の診断は、血液検査や尿検査、画像検査、生検などによって行われます。

血液検査では、血液中のビリルビンや肝臓機能の値を調べます。ローター症候群であれば、ビリルビンの値が上昇し、肝臓機能の値は正常である場合が多いです。尿検査では尿中にビリルビンが検出されるか確認します。

超音波検査などの画像検査は、他の病気との鑑別のために、肝臓や脾臓(ひぞう)の状態を確かめます。生検では、肝臓の組織を一部採取して顕微鏡で状態を確かめます。

ローター症候群の黄疸は、肝炎や胆管の詰まりなど、さらに重い病気による黄疸と見た目上の区別がつきません。そのため、他の病気と間違えられやすい特徴があります。ローター症候群では血液検査の肝臓機能の結果が正常で、かゆみもなく、肝臓や脾臓が腫れることないため、こうした特徴が診断の手がかりになります。

配信元: Medical DOC

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