ローター症候群の治療
ローター症候群は良性の病気であり、基本的に特別な治療は必要ありません。ビリルビンによる黄疸は生涯続くことが多いですが、肝臓の働きに問題はなく、健康上の問題も起こしません。そのため、定期的に診察を受けるだけで十分です。皮膚の黄色さが見られても心配する必要はありません。
特別な食事制限や生活上の制限は必要ないので、普通の生活を送ることができます。スポーツなども制限なく行えます。
ただし、ローター症候群の人は肝臓での薬の処理能力が低下している可能性があります。一部の薬は通常より体内にとどまる時間が長くなる場合があるため、他の病気で医療機関を受診した際には、医師や薬剤師に自分がローター症候群であることを伝えるのが大切です。
ローター症候群になりやすい人・予防の方法
ローター症候群は遺伝性の病気であるため、両親がともに変異した遺伝子を持っている場合に多く見られます。
ローター症候群を予防する方法はありません。遺伝子検査で両親が遺伝子の変異を持っているか調べることは可能ですが、ローター症候群は命に関わらない良性の病気であるため、必ずしも検査を受ける必要はないと言えます。
ローター症候群と診断された人は、定期的に健康診断を受けて肝臓の状態を確認すること、医療機関を受診する際に自分の病気について伝えることを心がけましょう。
関連する病気
高ビリルビン血症
デュビン・ジョンソン症候群
薬剤性肝障害
B型肝炎黄疸
胆道閉塞
肝炎
肝硬変胆石症ウイルソン病非アルコール性脂肪性肝炎
溶血性貧血肝細胞癌
参考文献
National Library of Medicine「Rotor Syndrome」
Gene Reviews Japan「ローター症候群(Rotor Syndrome)」
J-Stage「B型慢性肝炎の合併により著名な黄疸を呈したRotor症候群の1例」

