「血圧」の数値に異常があるとどんな病気になりやすい?医師が徹底解説!

「血圧」の数値に異常があるとどんな病気になりやすい?医師が徹底解説!

血圧の異常で気をつけたい病気とは?Medical DOC監修医が解説します。

※この記事はMedical DOCにて『「50代の血圧正常値」はどれくらい?異常値や発見できる病気についても医師が解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

伊藤 陽子

監修医師:
伊藤 陽子(医師)

浜松医科大学医学部卒業。腎臓・高血圧内科を専門とし、病院勤務を経て2019年中央林間さくら内科開業。相談しやすいクリニックを目指し、生活習慣病、腎臓病を中心に診療を行っている。医学博士、産業医、日本内科学会総合内科専門医、日本腎臓学会腎臓専門医、日本透析医学会透析専門医、日本東洋医学会漢方専門医、日本医師会認定産業医、公認心理師。

健康診断の「血圧」の異常で気をつけたい病気・疾患

ここではMedical DOC監修医が、「血圧」に関する症状が特徴の病気を紹介します。
どのような症状なのか、他に身体部位に症状が現れる場合があるのか、など病気について気になる事項を解説します。

脳梗塞

脳梗塞は、脳の血管が詰まって血液の流れが途絶え、脳細胞に酸素が行きわたらなくなって起こる疾患です。主に心原性脳梗塞、アテローム血栓性脳梗塞、ラクナ梗塞の3タイプに分類されます。

呂律が回らない、手足がしびれる、視野が欠ける、言葉が出ない、といった症状が現れたら、すぐに救急を受診してください。「何だか様子が変だ」と感じたら救急要請しましょう。24時間以内に症状が消えたとしても、48時間以内に脳梗塞を発症するリスクが高いと言われています。脳梗塞が疑われたら、一刻も早く神経内科や脳神経外科などを受診しましょう。

脳梗塞の発症直後〜48時間までは、血栓溶解療法で詰まった血管を再開通させる治療が行われます。以降は再発予防に抗血小板薬や抗凝固薬を使用し、高血圧や糖尿病など基礎疾患の管理などを行います。

狭心症

狭心症とは、動脈硬化などが原因で心臓の血管が狭くなり、血液の流れが悪くなって生じる疾患です。安静時に胸痛が起こる不安定狭心症、身体を動かすと発作が起き、胸痛などの症状が生じる労作時狭心症、血管が痙攣して狭くなるために起こる冠攣縮性狭心症があります。
心筋梗塞の前段階にあたる状態ですので、心筋梗塞に移行させないためにも早急に循環器内科を受診しましょう。
治療では、心筋梗塞のリスクの程度によって薬物療法や外科的手術が行われます。

心不全

心臓の機能や構造の異常によって心臓が血液を全身に送るポンプの働きが弱くなった結果、低血圧となる場合があります。具体的には、心筋梗塞、不整脈、心筋症などの原因があります。呼吸困難や浮腫み、倦怠感、運動するとすぐに苦しくなる、といった症状が見られます。
薬物療法を始め、原因に合わせた適切な治療で症状は改善しますが、心不全そのものは治らず徐々に進行します。低血圧のほかに息切れやむくみ、疲れやすさを自覚する場合、一度循環器内科を受診しましょう。

「血圧」が異常値と指摘があった場合の改善法は?

血圧が異常だと指摘されても、高血圧の場合、自覚症状が。ない場合がほとんどです。もしめまい、ふらつき、頭痛などが見られる場合は合併症が疑われます。安静にして、早めにかかりつけ医を受診しましょう。

血圧の異常値の改善で大切なのは、生活習慣の見直しです。
食事は減塩を心がけ、野菜や果物、青魚などを食べるように心がけましょう。カリウムやカルシウム、マグネシウム、多価不飽和脂肪酸 などを積極的に摂るようにします。お酒の飲み過ぎは控えてください。

他にも、

規則的な生活リズムを保ち、睡眠時間を確保する

寝る前のスマートフォンやパソコンなど液晶画面の操作やカフェイン摂取は控える

趣味や軽い運動、深呼吸、瞑想などでリラックス・ストレス発散を心がける

室温管理や衣服で調整し、身体を冷やさない

といった工夫ができます。

配信元: Medical DOC

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