ホスト・山本裕典が熱狂を呼ぶ理由 完敗から始まった『無様の美学』ホスト企画の全軌跡を辿る<愛のハイエナ5>

ホスト・山本裕典が熱狂を呼ぶ理由 完敗から始まった『無様の美学』ホスト企画の全軌跡を辿る<愛のハイエナ5>

『愛のハイエナ』看板企画 「山本裕典、ホストになる。」
『愛のハイエナ』看板企画 「山本裕典、ホストになる。」 / (C)AbemaTV,Inc.

バラエティー番組『愛のハイエナ』(毎週火曜夜11:00、ABEMA)において、熱狂を呼んでいる看板企画「山本裕典、ホストになる。」。かつての国民的イケメン俳優が、夜の街・歌舞伎町で酒に溺れ、年下に罵倒され、感情を剥き出しにして足掻く。その姿は、かつてのスマートなスター像からは程遠い。しかし、その「無様さ」こそが、今、視聴者を強烈に惹きつけ、現在、Season5まで続いている。本稿ではその足跡をたどる。

■Season1:プライドを粉砕した歌舞伎町の洗礼

2023年7月、企画は始まった。元イケメン俳優という看板を武器に「余裕っしょ」「Easyですね」と高を括って現れた山本。だが、伝説のプロデューサー・軍神(心湊一希)が管轄する歌舞伎町ホストクラブ「Lillion」は、甘い顔だけで金が動く場所ではなかった。


ただ席に座れば指名が取れるわけではない。シャンパンの一本、飲み直しの指名ひとつ取るために、どれだけ苦心し、姫(客)たちの心に潜り込まねばならないか。現実を突きつけられ、プライドを粉々に砕かれた山本だったが、だが「不可能と思っちゃダメ」という軍神の言葉を胸に、がむしゃらに挑む姿に周囲のホストたちも少しずつ心を開いていく。最後には良きライバルとなったホストたちの前で、涙ながらに本音を漏らした。

「この企画で、忘れられていた山本裕典という存在をみんなが思い出してくれた。感謝している」

輝かしい芸能界を退きくすぶっていた山本に、軍神とライバルたちが輝く術をもう一度教えてくれたのだった。
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■Season2:大阪ミナミでの醜態と咆哮

舞台を大阪に移した「大阪編」。軍神プロデュースの「club.G.O」で山本はまたしても、かつての知名度が通用しない現実に直面する。関西特有のノリに全く対応できず、つまらないホストには一切金を使わない大阪の姫たちを前に、空回りを繰り返した。「姫にしゃべりで負けている」と軍神に指摘され、ベロベロに酔って「クソが、ふざけんなよカス!」と陰でライバルに悪態をつく姿は、お世辞にも格好いいとは言えなかった。だが、その醜態を隠そうともしない「なりふり構わなさ」から、視聴者に彼の本気が伝わりはじめる。
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終盤、「Lilion」と「club.G.O」が大阪で合同営業。両店舗のエースたちが並び立ち、熾烈なホストバトルを開始する。圧倒的な実力差の前に、姫の前でも弱音を漏らす山本。だがそんなありのままの姿が心を打ち、最終回ではついにラストシャンパンコールをゲット。
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かつてのライバルたちが集合し、山本に向けてコールを送る中、その日の売上ナンバーワンを獲得。軍神も「この光景を見たかった。あきらめちゃだめだよ。奇跡を起こせる業界なんだから」と祝福し、山本は涙ながらに「ホストやめらんねぇ!まだドリーム掴んでねぇんだよ!」と第3弾への意欲を燃やした。
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■Season3:波乱の新店舗と「先輩」としての重圧

再び歌舞伎町に戻り、軍神の新店舗「Club LiTA」での挑戦が始まる。キャストの7割が新人という状況下で、山本には初めてJINや七瀬ひなたといった「後輩」ができた。自分の売上だけでなく、後輩の面倒を見なければならない重圧。教わる側から教える側へ。
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戦力外通告ギリギリのキャストたちを鼓舞し、相変わらず酒に呑まれ、感情を爆発させながらも、店のために奔走する姿には、泥を啜った者特有の凄みが宿り始めていた。その姿はエースであるホスト爆撃竜馬をして「やまちゃんの姿に夢を見させてもらった」と新たな挑戦を決意させるほどであった。
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■Season4:軍神の右腕として挑んだ「泥だらけの再建」

Season4の新たなミッションは「店舗再生」。軍神の指示のもと崩壊しかけた店舗の立て直しという役割を担う。かつては軍神に話し方から指導されていた山本が、今やそのイズムを最も深く理解する同志となった。
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山本が働く「SiVAH」はかつて「MIST」という売上不振の店舗だったが、軍神の指示で一度閉店、「SiVAH」として再生した。しかし依然として旧「MiST」所属ホストらが強力な派閥を作っており、軍神に抵抗。まるで「超不良高校」のような素行の悪いホストに囲まれながら、山本は軍神と店舗再生に挑んだ。

だが玲、本気湊など反軍神派の旧MISTホストたちと衝突し、姫の前で胸ぐらをつかみあう喧嘩に。「もうやめるわ」と激怒する山本に軍神は「切り捨てるのは良くない」「彼らは絶対変わるから」と説得するのだった。
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実は旧MIST勢も、売上不振の中、仲間たちが次々と辞め、残ったホストで踏ん張ってきた過去を持っており「俺らも泥水すすってきた」と心情を吐露。かつて芸能界で泥水をすすってきた山本は、その真剣な思いと、軍神の下で培ってきた確かなホストの実力で、彼らに必死に手を差し伸べる。次第に理解を深めあっていく両者。玲と湊も最後は熱いハグと握手で山本に感謝を述べるのだった。
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■Season5:軍神も勝てなかった最強店の立て直しへ

現在放送中のSeason5。山本が対峙するのは、実力と金だけが物を言う若きエリートホストたち。軍神がプレイヤー時代に一度も売上で勝てなかったカリスマ・平良翔太を擁し、そのほかにもエース級をそろえ、売上トップを誇る最強店「Leo」。だが個の力に頼るあまり売り上げは徐々に不振に。山本は軍神とともに店舗の再建に乗り出す。

早稲田大学卒のインテリホスト・逆巻アヤトはピンクの衣装でひときわ目立っており、同僚ホストの誕生日に“白”のドレスコードがあったにも関わらず、まったく無視してピンクを着用するような“我が道”をいくホスト。山本が来た初日にシャンパンコールで山本にマイクを持たせるも「しゃべることないからコメントいらんよ」と煽り、山本を退出させる。山本は「じゃあ呼ぶなよ気持ち悪ぃなぁ!クソが」と喫煙所でブチギレし、最悪のスタートとなった。
軍神が勝てなかった平良翔太(左)と早稲田卒のエリート逆巻アヤト
軍神が勝てなかった平良翔太(左)と早稲田卒のエリート逆巻アヤト / (C)AbemaTV,Inc.


売上至上主義のあまり、足元が見えなくなっている若手に対し、山本は自身の転落体験をもとに話す。
「人は落ちるまで、自分が落ちていることに気が付かない」
「昔の自分を見ているみたいだ」

この言葉は、実際に一度「底」まで落ちた彼が吐くからこそ、重く、痛い。かつての失敗を、隠すべき汚点ではなく、誰かを救うための泥臭い教訓として使い切る。
山本裕典だからこそできるホストの姿が、確かにそこに存在している。
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■山本裕典ほか歴代ライバルホストも登壇するリアルイベント

そんなディープな世界を掘り下げて視聴者に見せてくれる「愛のハイエナ」は、番組初となるリアルイベント『密会 ~口が堅い人しか来ないでください~ Presented by 愛のハイエナ』を開催することが決定。3月17日(火)夜7:00よりヒューリックホール東京で行われる。

MCのニューヨーク、さらば青春の光のほか、ゲストで山本裕典や軍神、ノア、伊吹瞬、本気湊、玲、英樹などこれまでに番組出演したレジェンドホストたちも出演する予定。山本たちは、ここでしか聞けない“絶対口外禁止”の「歌舞伎町裏話 ホストーーク」を繰り広げるようで、実際に山本が体験した色濃い夜の世界を楽しめるイベントとなるだろう。
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