「お酒を飲むとラーメン」が食べたくなるのはどうして?医師が徹底解説!

「お酒を飲むとラーメン」が食べたくなるのはどうして?医師が徹底解説!

お酒を飲んだ後にラーメンを食べ続けるとどんな病気になりやすい?

お酒を飲んだ後にラーメンを食べ続けるとどんな病気になりやすい?

お酒を飲んだ後にラーメンを食べる習慣が続くと、塩分・脂質・糖質の過剰摂取が慢性化しやすくなります。こうした食習慣は、生活習慣病や消化器疾患のリスクを高める可能性が指摘されています。

高血圧

高血圧は、血圧が慢性的に高い状態が続く病気で、脳卒中や心疾患の重要な危険因子です。ラーメンはスープを含めると塩分量が多く、さらに飲酒によって血管が拡張した状態で塩分を摂取すると、血圧が上昇しやすくなります。
山形県の住民を対象としたコホート研究では、ラーメンを頻繁に摂取する人の一部で死亡リスクが高い傾向が報告されており、高血圧を含む循環器系への影響が示唆されています(Suzukiら、2025)。
対処法としては、飲酒後にラーメンを食べる頻度を減らすことや、スープを残すなど塩分摂取を抑える工夫が重要です。すでに血圧が高い場合には、減塩指導や必要に応じた薬物療法が行われます。
家庭血圧や健診で高値が続く場合、頭痛や動悸が出る場合は、内科(循環器内科)の受診を検討しましょう。

糖尿病

糖尿病は、血糖値が慢性的に高くなることで、血管や神経に障害をきたす病気です。飲酒後のラーメンは、炭水化物と脂質を同時に多く摂取する形になりやすく、血糖値の急上昇を招きます。このような食習慣が繰り返されると、インスリンの働きが低下し、糖尿病の発症リスクが高まります。
前述のコホート研究でも、ラーメンの頻回摂取が特定の集団において健康リスクと関連する可能性が示されており、糖代謝異常との関連も否定できません(Suzukiら、2025)。
対策としては、飲酒後の炭水化物摂取を控えること、主食量を調整することが基本となります。糖尿病と診断された場合には、食事療法・運動療法を中心に、必要に応じて薬物療法が行われます。
喉の渇き、体重減少、健診での血糖異常を指摘された場合は、内科(糖尿病内科)を受診しましょう。

胃がん

胃がんは、胃の粘膜から発生する悪性腫瘍で、日本人に比較的多いがんの一つです。飲酒は胃粘膜を慢性的に刺激し、さらに塩分の多い食事は胃粘膜の障害や炎症を助長するとされています。こうした要因が長期間続くことで、胃がんのリスクが高まる可能性があります。
国立がん研究センターのがん予防ガイドラインでは、塩分の多い食事や過度な飲酒が胃がんのリスク要因となることが示されています。ラーメンを頻繁に食べる習慣がある場合、特に飲酒と組み合わさることで注意が必要です。
予防の観点では、減塩を意識した食生活や飲酒量の見直しが重要です。胃痛、胸やけ、食欲低下、黒色便などの症状が続く場合には、早めに検査を受けることが勧められます。
受診先は、消化器内科が基本となります。

お酒を飲んだ後にラーメンが食べたくなったらどうしたらいい?

お酒を飲んだ後にラーメンが食べたくなったらどうしたらいい?

完全に我慢するのが難しい場合でも、選び方や食べ方を工夫することで体への負担を減らすことは可能です。無理のない対策を取り入れましょう。

スープは控えめにする

ラーメンを食べる場合でも、スープを残すことで塩分摂取量を大きく減らせます。これだけでも、むくみや血圧への影響を抑える効果が期待できます。

あっさり系・量を抑えた選択をする

こってり系や大盛りを避け、あっさりした味付けや量の少ないメニューを選ぶことで、胃腸への負担を軽減できます。

まずは水分補給を行う

食べる前に水やお茶で水分を補うことで、脱水による強い欲求が落ち着くことがあります。結果的に食べ過ぎを防ぐことにもつながります。

配信元: Medical DOC

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