デュビンジョンソン症候群の治療
デュビンジョンソン症候群では、多くの場合、特別な治療は必要ありません。
この疾患は良性疾患であり、肝硬変などの重篤な疾患に進展するリスクは低いと考えられています。そのため、一般的に治療はおこなわず、定期的な検査などを通して経過観察をします。
しかし、胆汁のうっ滞が改善しない場合には、状態に応じて胆汁の排出を促す「ウルソデオキシコール酸」や「フェノバルビタール」などの薬剤を用いて薬物療法をおこなうこともあります。
デュビンジョンソン症候群になりやすい人・予防の方法
デュビンジョンソン症候群は遺伝によって発症することがわかっています。両親のいずれからもABCC2遺伝子の変異を受け継いだ場合、デュビンジョンソン症候群を発症する可能性があります。
ABCC2遺伝子の変異があると診断されており、次世代への影響について知りたいという場合には、遺伝子カウンセリングを受けることも一つの方法です。
関連する病気
肝硬変高ビリルビン血症
Rotor症候群
Crigler-Najjar症候群
参考文献
林知実ほか「Dubin-Johnson症候群に発生した肝細胞癌の1 例」
楯玄秀「Dubin-Johnson症 候群の分子病態」
Dubin-Johnson SyndromeZachary J. Talaga; Prabhakar N. Vaidya.
一般社団法人日本遺伝カウンセリング学会「遺伝カウンセリングQ &A」
公益財団法人難病医学研究財団難病情報センター「用語集常染色体潜性遺伝(劣性遺伝)」

