インフルエンザにかかると、高熱や倦怠感などの症状に苦しむことになりますが、A型とB型ではどちらの方が症状が重いのでしょうか。同じインフルエンザでもウイルスの性質が異なり、それぞれに特徴があります。
本記事では、インフルエンザA型とB型はどっちがきついかについて以下の点を中心にご紹介します!
インフルエンザA型とB型はどのような違いがあるのか
インフルエンザA型とB型はどっちがきついのか
インフルエンザA型とB型はどっちがきついかについて理解するためにもご参考いただけると幸いです。
ぜひ最後までお読みください。
※この記事はメディカルドックにて『「インフルエンザA型とB型」はどっちがきつい?それぞれの症状も解説!【医師監修】』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
本多 洋介(Myクリニック本多内科医院)
群馬大学医学部卒業。その後、伊勢崎市民病院、群馬県立心臓血管センター、済生会横浜市東部病院で循環器内科医として経験を積む。現在は「Myクリニック本多内科医院」院長。日本内科学会総合内科専門医、日本循環器学会専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医。
インフルエンザA型とB型の違い

インフルエンザA型の症状を教えてください
インフルエンザA型は、高熱や全身の強い倦怠感を伴う感染症です。発症は急激で、38度以上の高熱が出ることが特徴的です。頭痛や関節痛、筋肉痛などの全身症状が強く現れ、悪寒を感じることもあります。また、喉の痛みや咳、鼻水などの呼吸器症状が出ることもありますが、風邪とは異なり、最初に発熱や倦怠感などの全身症状が現れることが多いようです。
A型インフルエンザは感染力が強く、感染しやすいウイルスであり、免疫力が低い高齢者や基礎疾患を持つ方では重症化のリスクが高まります。適切な治療を受けることで症状の悪化を防ぐため、発熱や強い倦怠感を感じた場合は早めに医療機関を受診することが重要です。
インフルエンザB型の症状を教えてください
インフルエンザB型の症状はA型に比べて軽い傾向がありますが、特有の症状がいくつかあります。発熱は37度台から38度程度と緩やかで、急激な高熱が出るA型とは異なります。また、B型は消化器系の症状が現れやすく、下痢や腹痛が伴うことが特徴的です。そのため、ウイルス性胃腸炎と間違えられることもありますが、関節痛や筋肉痛などの全身症状が同時に出る点が異なります。咳や鼻水、くしゃみなどの呼吸器症状もありますが、A型程激しくないことが多いです。
B型は流行時期がA型より遅く、冬の終わりから春先にかけて流行することが多いようです。症状が軽いからといって油断せず、早めに医療機関を受診し、適切な対処を行うことが大切です。
インフルエンザA型とB型はどっちがきついですか?
インフルエンザA型とB型のどちらが”きつい”かは、症状の重さや影響の違いによります。A型の方が症状が強く出ることが多い傾向にあり、高熱(38〜40度)や関節痛、筋肉痛などの全身症状が激しく、急激に悪化するのが特徴です。これに対しB型はA型程の高熱は出にくいものの、微熱が続いたり、消化器症状(下痢や腹痛)が現れやすい傾向があります。
A型は感染力が強く、重症化しやすい点で”きつい”と感じることが多いようですが、B型は症状が長引くことがあり、胃腸への影響が強い場合はつらく感じることもあります。どちらも適切な治療と対処が必要で、軽視せず早めに医療機関を受診することが大切です。
インフルエンザA型とB型の流行時期に違いはありますか?
インフルエンザA型とB型の流行時期には違いがあります。A型は毎年冬の初め、11月から2月頃にかけて流行のピークを迎えます。この型は感染力が強く、大規模な流行を引き起こしやすい特徴があります。
一方、B型はA型よりやや遅れて流行することが多く、2月から4月頃にかけてピークを迎えます。B型はA型程の感染力はありませんが、子どもや若年層での感染が目立ちます。さらに、B型は春先や夏にも散発的に発生することがあり、A型と異なる流行パターンを持っています。
両者は流行時期に違いがあり、それに応じた予防対策をとることが重要です。
編集部まとめ

ここまでインフルエンザA型とB型はどっちがきついかについてお伝えしてきました。
インフルエンザA型とB型はどっちがきついかの要点をまとめると以下のとおりです。
インフルエンザA型とB型は異なるウイルスであり、B型はA型より症状が緩やかだが流行時期が遅く長引きやすい
インフルエンザA型は高熱や全身症状が強く、B型は微熱や消化器症状が目立ち、どちらも適切な治療が必要
インフルエンザ予防にはワクチン、手洗い・うがい、湿度管理、免疫力向上、人混み回避が重要
A型とB型のどちらがきついかは症状の現れ方や個人の体調によって異なりますが、どちらにせよ感染すると日常生活に大きな影響を及ぼします。感染を防ぐためには、ワクチン接種、手洗い・うがい、適度な湿度の維持、バランスの取れた食事などの対策が重要です。万が一感染してしまった場合は、医療機関を受診しましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
参考文献
呼吸器の病気|一般社団法人 日本呼吸器学会

