使えるものは使う貪欲な姿勢
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本作の公式Instagram上では第2話放送後に、福士蒼汰と谷原のツーショットを投稿していた(1月26日)。キャプションには「第2話の今泉と玉田のやりとりにもぜひ注目してください」とあり、トップ俳優との掛け合いで効果的な顔見世を成功させたといえる。
福士と同じ研音所属後初の出演ドラマで、事実上の俳優デビュー作『奪い愛、真夏』(テレビ朝日系、2025年)では、ドロドロ不倫劇の中で的確なフレームアウト、フレームインを反復することで画面に身を任せ、うまく演技に強弱をつけていた。
同作出演時、研音ホームページ上の日記には「台本に自分の名前が載っているのをみたときは、言葉で表現できないほどの喜びと何より純粋な嬉しさがありました」と初々しい気持ちを綴っている。
初々しいが野心的でもある。谷原の俳優デビューを切り開いたのは第37回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト出場(2024年)だった。出場理由を「客観的にみた自分の注目度だけが一人歩きしてしまうと感じ」と語っていた。
「注目度」とは彼の父が谷原章介(実父はいしだ壱成)である出自のことだが、その上で「生まれも僕はアイデンティティーだと思う」だとはっきり言語化している。
谷原七音には使えるものは使う貪欲な姿勢があり、なおかつ実力で勝負する潔さもあわせ持つ。それでいて『東京P.D.』での顔見世興行的な出演は冷静に物にしている。
今後、出世コースを邁進するだろう谷原が頭角を現すことは容易に想像できる。
<文/加賀谷健>
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【加賀谷健】
イケメン研究家 / (株)KKミュージック取締役
“イケメン研究家”として大学時代からイケメン俳優に関するコラムを多くの媒体で執筆。アーティストマネジメント、ダイナマイトボートレース等のCM作品やコンサートでのクラシック音楽監修、大手ディベロッパーの映像キャスティング・演出、アジア映画宣伝プロデュースを手掛ける。他に、LDHアーティストのオフィシャルレポート担当や特典映像の聞き手など。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業。
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