ただの疲れ目ではない? 視力が落ちる前に確認したい「頚動脈海綿静脈洞瘻」の初期症状とは【医師監修】

ただの疲れ目ではない? 視力が落ちる前に確認したい「頚動脈海綿静脈洞瘻」の初期症状とは【医師監修】

頚動脈海綿静脈洞瘻の前兆や初期症状について

頚動脈海綿静脈洞瘻では、海面静脈洞内の圧が上昇したり目のくぼみ(眼窩)内にうっ血が生じたりすることでさまざまな症状が見られます。

典型的な症状には、目の充血や眼球の突出、頭部周辺から聞こえる雑音などが挙げられます。「ドクドク」と聞こえる拍動性の耳鳴りや頭痛、目の周囲の筋肉の麻痺などを生じたり、顔面に血管が浮き出たりすることもあります。頭痛は通常、患部側に認め、持続することが特徴です。

また、眼窩内にうっ血した血液が、目で物を見るときに重要な神経を圧迫し、物が二重に見えたり、視力障害や眼球の運動障害が生じたりするケースもあります。

このほか、発症者によっては、額や目の周囲、耳の痛みや、吐き気など非定型的な症状を呈することもあります。

頚動脈海綿静脈洞瘻の検査・診断

頚動脈海綿静脈洞瘻の診断では、問診や眼球の診察のほか、CT検査やMRI検査、超音波検査などの画像検査がおこなわれます。

問診では、症状が出現するようになった時期やきっかけなどを確認します。

眼球の診察では、眼球突出計と呼ばれる機器を使用して眼球の突出の度合いを確認したり、眼圧測定計を用いて眼圧を測定したりします。

また、脳神経の機能を調べるために、ペンライトで瞳孔の収縮・拡張の反応を観察する「瞳孔対光反射検査」や、眼球の動きを評価する「外眼筋機能検査」などをおこなうこともあります。

画像検査では、通常のCT検査やMRI検査のほか、造影MRI検査がおこなわれることもあります。

造影MRI検査は、造影剤を投与して血管の状態をより鮮明に観察するための検査で、頚動脈海綿静脈洞瘻によって穴が空いている箇所を特定することが可能です。

配信元: Medical DOC

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