異物誤飲の治療
異物誤飲の治療では、異物の種類、形状、大きさ、または異物が滞留している場所によってさまざまな対処がとられます。したがって、異物の種類と場所の特定が重要になります。
異物が食道や胃に引っかかっている場合は、内視鏡を用いて速やかに診断・処置を行います。消化管穿孔が起きている場合は外科的手術が必要になります。その他の危険な症状がある場合も、外科的手術をすることがあります。
危険度が低い異物である場合などは、排泄されるまで経過観察となるケースもあります。経過観察中は、消化管穿孔や腸閉塞等、起こり得る合併症のリスクに留意する必要があり、慎重さが求められます。
異物誤飲になりやすい人・予防の方法
異物誤飲の原因となる誤飲事故は、1~3歳の幼児でもっとも起こりやすいとされています。子どもは生後6か月ごろから、手に触れたものを口に持っていく行動が増えるようになります。行動には個人差がありますが、5~6歳ごろまでは誤飲事故に特に注意が必要だと考えられています。
また、認知機能が低下している人、入れ歯を装着している人なども、誤飲事故の発生リスクが高いとされます。
幼児や高齢者とともに生活する人や、あるいは世話をする人は、誤飲事故の防止に十分な注意を払う必要があります。具体的には「飲み込めるサイズのもの、もし飲み込んだら危険なものは、幼児や高齢者の手の届く範囲におかない」「幼児に与えるおもちゃには、小さな部品や電池が付属していないかチェックする」などの配慮が、異物誤飲の予防につながります。
また、異物誤飲では飲んでしまったものによって対処法が異なります。誤飲事故でどのような対処をすべきか困ったときは、救急機関や医療機関に問い合わせたうえで、落ち着いて行動しましょう。
関連する病気
消化管異物
食道異物
胃異物
誤嚥性肺炎参考文献
消化管異物一般社団法人日本小児外科学会
誤飲、異物が詰まってしまった場合日本医師会

