「急性骨髄性白血病」の予後を左右する要因はご存じですか?治療法も医師が解説!

「急性骨髄性白血病」の予後を左右する要因はご存じですか?治療法も医師が解説!

急性骨髄性白血病の検査

急性骨髄性白血病の診断では、まず血液検査で血球の数や形状の異常を確認し、次に骨髄検査で異常な白血病細胞の有無を調べます。
骨髄検査は、骨髄液を採取して顕微鏡で観察する方法で、急性骨髄性白血病の確定診断に不可欠です。
また、染色体異常や遺伝子変異の有無を調べるための遺伝子検査も行い、検査結果に基づいて治療方針が決定されます。
迅速かつ正確な検査が、急性骨髄性白血病の早期発見と適切な治療につながります。

急性骨髄性白血病の治療法

急性骨髄性白血病の治療は、患者さんの状態に応じてさまざまな方法が選択されます。ここでは、主な治療法を詳しく解説します。

化学療法

急性骨髄性白血病の治療法として、化学療法が主に用いられます。
化学療法は、白血病細胞を効果的に攻撃する薬剤を使用し、血液や骨髄中の異常細胞を減少させることを目指します。

急性骨髄性白血病の治療は大きく分けて、寛解導入療法と地固め療法の2つの段階で行われます。
寛解導入療法では、可能な限り白血病細胞を排除し、寛解を目指します。
地固め療法では、残存する微少な白血病細胞を徹底的に排除し、再発を防ぐことを目的としています。
治療の進行に伴い、副作用や体調管理が重要となり、長期的な治癒を目指します。

造血幹細胞移植

急性骨髄性白血病の治療法の一つに、造血幹細胞移植があります。
造血幹細胞移植は、強力な化学療法や放射線療法で白血病細胞を一掃した後に、健康な造血幹細胞を移植して新たな血液細胞の生成を促す方法です。なかでも再発リスクが高い患者さんや、従来の治療が効果を示さなかった場合に適用されることが多い傾向にあります。

移植には、適合するドナーが必要であり、骨髄や臍帯血などから採取された造血幹細胞が用いられます。成功すれば、白血病を根治できる可能性が高まりますが、合併症のリスクも伴うため、慎重な管理が求められます。

分子標的療法

分子標的療法は、がん細胞の増殖に関わる分子をターゲットにすることで、がんの進行を抑える効果が期待できます。従来の化学療法とは異なり、分子標的療法は健康な細胞への影響が少なく、患者さんにとって副作用が軽減されることが期待されています。
なかでも、遺伝子変異を持つ急性骨髄性白血病患者さんに対して有効な治療法として用いられています。
分子標的療法は急性骨髄性白血病の治療で大きな役割を果たしており、今後の研究と治療の進展により、さらに効果的な治療が期待されています。

配信元: Medical DOC

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