
「根のある暮らし」を提案するライフスタイルブランド「石見銀山 群言堂」が、石見銀山のある島根県大田市大森町と近隣エリアから採取した植物で衣を染める「里山パレット」シリーズより「山桜」を主役にした新作コレクションを発売する。3月16日(月)より全国の石見銀山 群言堂 直営店および公式オンラインストアにて順次発売する。
2014年から続く里山パレット


里山パレットの染料となる植物を調達する、植物採取担当の鈴木良拓(すずきよしひろ)さん
「里山パレット」は、石見銀山・大森町の里山に自生する植物や、地域の暮らしの中で役目を終えた植物を染料として活用し、衣服を染め上げるシリーズだ。「里山の資源を使ったものづくりがしたい」という思いからはじまった試みで、2014年の誕生以来、約100種に及ぶ草木や果実が染料として活用されてきた。
「里山パレット」は、里山の植物から抽出した色素に、少量の化学染料を加えることで、色の強度を補う「ボタニカルダイ」という手法を用いている。これによって、日本古来の草木染が持っていた、日光や洗濯によって退色しやすいという弱点をカバーし、身近な日常着として愛用できるクオリティを叶えている。また、植物色素が光を乱反射することで、ゆらぎのある表情が生まれるのも魅力とのことだ。
今シーズンのメイン染料は、大森町の山桜

今シーズンのメイン染料は、大森町の山桜。冬の間に枝を切り、細かく砕いて抽出した染料を使用している。色は、日本人の肌色に馴染みやすい自然なピンクで、顔のくすみを飛ばして明るい印象を与える色を揃えたとのことだ。また、一つの植物から複数の色を引き出す里山パレットの強みを活かし、色の抽出方法を変えることで、ニュアンスの異なる「山桜色」を4色展開で表現している。
石見銀山のある大森町では、町中の桜が咲き誇った後、最後に山々の「山桜」がポツリポツリと花を咲かせる。春の里山が点々と薄紅色に染まっていく様子は、古くから「山笑う」と表現され、人々に春本番の訪れを伝えてきた。 今回の「里山パレット」シリーズは、顔色も気分も華やぐ「春色」として、山桜の淡く美しい色彩を提案する。
