介護医療院で受けられるリハビリ以外のサービス

介護医療院は医療と介護が融合した施設です。リハビリ以外にも、入所者の生活を支えるためさまざまなサービスが提供されています。ここでは医療的ケア、介護サービス、日常生活のサポート、レクリエーションなどの行事といった、介護医療院で受けられる主なサービス内容について解説します。
医療的ケア
介護医療院は、医師と看護師が常駐し、医療的ケアを24時間受けられる介護施設です。経管栄養や喀痰吸引、点滴、褥瘡処置、服薬管理、酸素療法などを日常的に行い、急変時や看取りにも対応します。介護施設でありながら医療機関に近い安心感があり、胃ろうや在宅酸素が必要な方も受け入れ可能です。
介護サービス
介護医療院では、日常生活の介助に関する介護サービスも提供されます。具体的な介護サービスには以下があります。
食事介助
入浴介助
排せつ介助
更衣・整容介助
機能訓練の補助
これら介護サービスは介護スタッフが中心となって提供します。介護医療院では介護職員1人あたり入所者5~6人程度の配置基準となっており、手厚いケアが可能な体制が整っています。
日常生活のサポート
介護医療院では、入所者が快適に生活できるよう以下のようなサポートが提供されます。
食事の提供
居室環境の管理
健康管理と生活相談
家族や地域との連絡調整
このような日常生活サポートにより、入所者は生活上の不便を感じることなく過ごせるよう配慮されています。
レクリエーションなどの行事
長期に入所生活を送るうえで、レクリエーション活動や季節行事は利用者の楽しみの一つです。介護医療院でもほかの介護施設と同様に、さまざまなレクやイベントが企画・実施されています。
日々のレクリエーション
季節のイベント
クラブ・サークル活動
外出行事
これら行事は介護スタッフやリハビリ職が中心となって企画し、看護師も健康管理のうえでサポートします。
介護医療院の利用方法

介護医療院を利用したい場合、どのような方が対象で、どうやって探し申し込めばよいのでしょうか。最後に介護医療院を利用できる方の条件、リハビリ体制が整った介護医療院の探し方、実際に利用開始するまでの流れを解説します。
介護医療院を利用できる人
介護医療院を利用するには、介護保険の要介護認定(要介護1~5)を受けていることが必要です。原則65歳以上が対象ですが、40~64歳でも特定疾病により要介護認定を受けていれば利用できます。
Ⅰ型介護医療院は、要介護度が高く、経管栄養や吸引など高度な医療ケアが必要な方が主な対象です。一方、Ⅱ型介護医療院は、病状はより安定しているものの医療管理下での長期療養が必要な方が対象で、状況によっては要介護1・2でも利用できる場合があります。
リハビリ体制が整った介護医療院の探し方
介護医療院によって、リハビリテーションに力を入れているかどうかには差があります。できればリハビリ体制が充実した施設を選びたい場合、次のようなポイントに注目して探すとよいでしょう。
リハビリ専門職の配置状況
機能訓練室や設備の充実しているか
リハビリ提供時間や頻度はどの程度か
実際に利用している方のリハビリ状況
実際の探し方としては、インターネットの介護施設検索サイトや各自治体の介護サービス情報公表システムを活用しましょう。そこでは施設ごとの職員配置や提供サービス内容も掲載されています。また担当のケアマネジャー(介護支援専門員)や病院の地域連携室スタッフに相談すれば、希望に沿ったリハビリ充実の施設をいくつか提案してもらえるでしょう。
介護医療院を利用するまでの流れ
介護医療院への入所は、一般的に次のような流れで進みます。円滑に利用開始できるよう、一連の流れを把握しておきましょう。
要介護認定を受ける
情報収集と施設選択
施設見学・面談
申し込み・書類準備
入所判定と結果通知
契約・入所
以上が一般的な流れですが、多少順序が前後することもあります。介護医療院は数が限られるため、地域によっては空き待ちが発生します。希望する条件に合う施設を見つけたら、リハビリ体制の確認もしつつ迅速に申し込み手続きを進めましょう。

