タトゥーは隠せばOK?プールを追い出された父親を“運が悪かった”と描いたワケを作者に聞いた<漫画>

タトゥーは隠せばOK?プールを追い出された父親を“運が悪かった”と描いたワケを作者に聞いた<漫画>

丸田マノさん初の創作漫画『ぼくのパパにはタトゥーがある』(KADOKAWA)は、腕にタトゥーの入っているパパが主人公。

 『ぼくのパパにはタトゥーがある』(KADOKAWA)「家族を守る」という誓いを込めて入れたタトゥーでしたが、家族旅行で出かけたプールでは利用を拒否され、生命保険の加入を断られたりとさまざまなデメリットが浮き彫りになり、「家族に迷惑を掛けている」と、リョウは心苦しく感じるようになります。

 本記事では丸田さんに、タトゥーがあることのデメリットや、施設による対応の違いなどについて聞きました。

※本記事は全9回のうちの2本目です





施設によってタトゥーへの対応は違う

――丸田さんは本作品を描くにあたり、タトゥーを入れたり消したことのある人に、何人も話を聞いたそうですね。本作品では、主人公のリョウが子連れ旅行でタトゥーをラッシュガードで隠してプールに入ろうとすると、施設側から利用を拒否される場面がありました。他にも、タトゥーを入れるデメリットはあるのでしょうか。

丸田:漫画に描いたデメリット以外には、具体的なものは他にあまりなかったのですが、銭湯と、それ以外の温泉やホテルなどの大浴場、スーパー銭湯では対応に違いがあるそうです。銭湯は「公衆浴場」なので公共性が高いため、タトゥーがある人も入れる場合が多いんです。でもスーパー銭湯や、温泉などは「その他の公衆浴場」なので銭湯より公共性が低く、施設の判断でタトゥーを入れている人を拒否することが多いそうです。

――そういう違いがあるんですね。しかし、「タトゥーお断り」の看板があるサウナでも、全身タトゥーの人が注意書きを無視して堂々と利用していることがあると聞いたことがあります。

丸田:漫画の中で、リョウがホテルのプールを拒否されたのを「運の悪い出来事」と表現したのはそういう背景もあるんです。リョウがリツコと2人だけで訪れていたら恐らく拒否されなかったのではないかと思います。でも子連れだったから「スタッフの指示に従ってくれそうな人」に見えて、注意を受けやすい対象になった可能性はあると思います。

タトゥーは隠せばOK?

 © 丸田マノ――拒否されたのは、常識が通じそうだったからかもしれないですね。

丸田:ただ、SNSで読者の方から「そもそも施設のルールを守らないのが悪い」とコメントをもらうことがあって、それはその通りなんですよ。だけど、あらゆるルールを完璧に守っている人ってどれくらいいるのかなとも思うんです。

実際にはタトゥーが入っていてもスルーされる人もいるなかで、リョウたちは子連れでプールに行ってみたくて「ラッシュガードで隠せば大丈夫かな?」と思ったということなんですね。ちなみに作品中のタトゥーは二の腕ですが、モデルになった方は足首に入れていてテープで隠していたと言っていました。

――リョウと、妻のリツコのキャラクターがすごく魅力的だと思ったのですが、描く上で意識していたことはありますか?

丸田:タトゥー以外のところにすごく問題がある人にはしたくないなと思っていました。それ以外のところに焦点が当たると論点がズレていってしまうので、夫婦関係や人格に難がある人にはしたくなかったんです。完璧な人ではないけど、朗らかな人柄を描くことを目指していました。



配信元: 女子SPA!

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