寒さで指先の色が変わるのは大丈夫? 「クレスト症候群」の疑いと対処法を医師が解説

寒さで指先の色が変わるのは大丈夫? 「クレスト症候群」の疑いと対処法を医師が解説

クレスト症候群の治療

クレスト症候群を完全に治す方法は確立されておらず、各症状を和らげ、合併症を予防するための治療が行われます。

皮膚の硬化に対しては、皮膚を柔らかくするための薬や、免疫系の働きを抑える薬が使われることがあります。また、関節が硬くなるのを防ぐためにリハビリテーションも行います。

消化器症状に対しては、胃酸を抑える薬や、食道の動きを改善する薬が使われます。カルシウム沈着が痛みや炎症を引き起こしている場合は、薬物療法のほかに、手術で除去することもあります。

クレスト症候群の治療は、症状や合併症に応じて行われます。リウマチの専門医を中心に、皮膚科医、消化器内科医など、複数の専門医が連携して治療にあたるのが一般的です。定期的な検査で病気の進行や合併症を早期に発見し、適切な対応を行うことが重要になります。

クレスト症候群になりやすい人・予防の方法

クレスト症候群になりやすい人の特徴として、女性、特定の遺伝子を持つ人、シリカ粉じんや有機溶剤に接触する機会が多い人(鉱山労働者、石工など)、他の自己免疫疾患をもつ人などが挙げられます。

完全な予防法は現在のところありません。症状の悪化防止として、早期発見と早期治療が大切になります。レイノー現象などの初期症状に気づいたら、すぐに専門医に相談しましょう。

日常生活でできる対策として、レイノー現象に対する寒さを避ける工夫(手袋の着用や暖かい服装、室温管理など)と禁煙が挙げられます。また、定期的な検診で合併症を早期に発見することも大切です。


関連する病気

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肺線維症

肺高血圧症

逆流性食道炎

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シェーグレン症候群

間質性肺炎


参考文献

National Library of Medicine「Systemic Sclerosis (Scleroderma)」

National Library of Medicine「CREST Syndrome in Systemic Sclerosis Patients – Is Dystrophic Calcinosis a Key Element to a Positive Diagnosis?」

配信元: Medical DOC

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