「下垂体腺腫」の初期症状をチェック。視野の欠けや異常なだるさなど5つの前兆を医師が解説

「下垂体腺腫」の初期症状をチェック。視野の欠けや異常なだるさなど5つの前兆を医師が解説

下垂体腺腫の治療

下垂体腺腫の治療は、腫瘍の種類、大きさ、症状によって変わります。

腫瘍が小さくて症状がない場合は、定期的に検査をして様子を見ることも多いです。しかし、視野障害が出ている場合や、ホルモン分泌の異常がある場合などは治療が必要です。主な治療法として、手術、薬物療法、放射線治療の3つがあります。

手術療法

治療が必要な下垂体腺腫では、手術で腫瘍を取り除くことが第一選択となります。頭を切らずに鼻の穴から細い内視鏡を入れて手術する方法が主流です。体への負担が少なく、術後の回復も早いのが特徴になります。ただし、腫瘍が大きかったり、除去が難しい位置にあったりする場合は、開頭手術が必要になることもあります。

薬物療法

プロラクチンが多く分泌される場合、薬で治療するのが一般的です。多くの場合、薬でホルモン値を正常に戻すことができますが、薬が合わない場合や効果が不十分な場合は手術を検討します。

成長ホルモンや副腎皮質刺激ホルモンが多く分泌される腫瘍では、手術後もホルモン値が正常にならない場合、薬物治療を追加することがあります。

放射線治療

手術で取りきれなかった腫瘍や、手術が難しい場所にある腫瘍に対して、放射線治療を行うことがあります。放射線を腫瘍に当てて少しずつ縮小させていきます。効果が出るまでに時間がかかりますが、手術が難しい場合の有効な選択肢です。

下垂体腺腫になりやすい人・予防の方法

下垂体腺腫のリスクを高める要因はわかっていないため、予防法はありません。

しかし、早く見つけて適切に治療することで、視野障害やホルモン分泌の異常などの合併症を防いだり、進行を抑えたりすることができます。とくに、頭痛が続く、視野がおかしい、生理不順がある、母乳が出るなどの症状がある場合は、早めに病院を受診しましょう。

また、定期的な健康診断を受けることも、無症状で進行中の下垂体腺腫を早期に発見するきっかけになります。高血圧や糖尿病、骨がもろくなるなどの病気がある方は、下垂体腺腫が関係している可能性もあるため、医療機関を受診してみるとよいでしょう。


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参考文献

社会福祉法人 恩賜財団 済生会「下垂体腺腫」

慶応義塾大学病院「下垂体腺腫 (脳腫瘍の病気)」

東京女子医科大学 脳神経外科「下垂体腫瘍」

配信元: Medical DOC

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