脳トレ四択クイズ | Merkystyle
シニアになって気を付けたい!猫の「甲状腺機能亢進症」を獣医が解説

シニアになって気を付けたい!猫の「甲状腺機能亢進症」を獣医が解説

甲状腺機能亢進症がわかったら?

薬に顔を近づける猫

まず、疑わしい症状に気づいても、見ただけで甲状腺機能亢進症が診断できるわけではありません。

甲状腺機能亢進症であるということを確定させ、治療をスタートします。

どのようなステップを踏むのでしょうか。

まずは血液検査を

体重の減少や行動の変化など、疑わしい変化に気づいた場合、検査をして甲状腺機能かどうかという確定を行います。

血液検査により、甲状腺ホルモンの数値の変化を確認し、数値の上昇が見られる場合は、超音波検査などの画像検査によって腫大しているかどうかを確認することもあります。

検査を行い、確定診断を行ってから治療へと進むことが一般的です。

日常的な投薬

甲状腺機能亢進症は甲状腺ホルモンの分泌過多によって起こるトラブルです。

甲状腺の合成を抑制するお薬を毎日投薬することが治療となります。

誤解されがちなのが、投薬が一定期間で終了するのではということです。

一時的な投薬によって治療を行うお薬ではありません。

お薬を飲み続けることによって、甲状腺ホルモンの分泌の状態を安定させるお薬です。

勝手に投薬をやめないように注意しましょう。

また、治療が適切に行われているか、定期的に血液検査などでモニタリングする必要がある場合もあります。

療法食による食事のコントロール

投薬治療に合わせて、療法食による食事コントロールを行う場合もあります。

甲状腺ホルモンの元となる物質にヨウ素が挙げられます。

治療効果をよりよくするためや、副作用を軽減するためにヨウ素を制限を指示されることもあります。

しかし、飼い主さんの判断のみで行なうことは、栄養バランスの乱れなどにつながる危険性があるためおすすめできません。

かかりつけの先生と相談しながら食事のコントロールを行うようにしましょう。

まとめ

飼い主に顎下をなでられているシニア猫

甲状腺という器官は、大きく目立つ器官ではありませんが、日常生活を送るうえで欠かせない大切な役割を担っています。

甲状腺機能亢進症だけでは死に至る危険性は低いですが、他の器官を活発に動かすため、二次的に心臓などの器官に負担をかけ、致命的なトラブルにつながる危険性はあるでしょう。

ねこちゃんが健康に長生きをするために、定期的な検診や小さな変化に気づいたら受診すること、日常生活の中でこまめに観察をする習慣をつけることなどが大切です。

提供元