●「つらすぎて自分の意識を遠ざけた」
この日の判決後、原告代理人は、東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見を開いた。
代理人の小竹広子弁護士によると、原告女性は裁判の中で、被害について次のように述べていたという。
「つらすぎて、その最中は、なるべく何も感じないように、自分の意識を遠ざけて感じない状態になろうとしました。自分の心の中から、自分の意識そのものが追い出されてしまうような感覚がありました」
●「子どもに手を出してはダメだとわかってほしい」
会見では、女性が電話で判決への受け止めを語った。
「お金じゃなくて、ちゃんと誠心誠意、謝罪がほしかったのですが、最後まで謝罪がなく、受け止めきれないていないです。
私は当時15歳で、何もわかりませんでした。裁判で男性がわざと父親のようにふるまっていたと知りましたが、良い人と悪い人の区別もつきませんでした。
もう二度とこんなことが起きないようにと思い、裁判を起こしました。子どもは何もわからないのですから、手を出してはダメだとわかってほしいです」

