「やたら眠い」症状を引き起こす5つの病気はご存じですか?正しい対処法を医師が解説!

「やたら眠い」症状を引き起こす5つの病気はご存じですか?正しい対処法を医師が解説!

やたら眠いで、身体はどんなサインを発している?メディカルドック監修医が考えられる病気・対処法などを解説します。

※この記事はメディカルドックにて『「やたら眠い」のは何が原因?他の考えられる病気も医師が解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

秋谷 進

監修医師:
秋谷 進(東京西徳洲会病院小児医療センター)

1999年、金沢医科大学卒業。金沢医科大学研修医を経て2001年国立小児病院(現・国立成育医療研究センター)小児神経科、2004年6月獨協医科大学越谷病院(現・獨協医科大学埼玉医療センター)小児科、2016年児玉中央クリニック児童精神科、三愛会総合病院小児科を経て、2020年5月から現職(東京西徳洲会病院小児医療センター)。専門は小児神経学、児童精神科学。

「やたら眠い」症状が特徴的な病気・疾患

ここではメディカルドック監修医が、「やたら眠い」に関する症状が特徴の病気を紹介します。
どのような症状なのか、他に身体部位に症状が現れる場合があるのか、など病気について気になる事項を解説します。

過眠症

過眠症は、夜間に十分な睡眠をとっているにもかかわらず、日中に強い眠気を感じてしまう病気です。 睡眠時間が長くても、日中の活動中に強い眠気に襲われ、居眠りをしてしまうことがあります。
過眠症には、ナルコレプシーや特発性過眠症など、いくつかの種類があります。「過眠は不眠」というように、過眠症も治療されるべき疾患の1つ。心療内科や精神科を受診するようにしましょう。

月経関連過眠症

月経関連過眠症は、生理周期と関連して、日中に強い眠気や疲労感を感じてしまう病気です。 特に生理が始まる1週間ほど前から症状が現れやすく、生理が始まると軽くなることが多いです。
月経関連過眠症は、女性ホルモンの変動が原因と考えられています。 また、月経前症候群(PMS)の症状の1つとして現れることもあり、強い眠気の他に、イライラや気分の落ち込み、集中力・注意力の低下などを伴う場合があります。
月経関連過眠症も治療が必要な疾患です。 症状が重い場合は、日常生活に大きな支障をきたすこともありますので、婦人科を受診して相談するようにしましょう。

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、睡眠中に呼吸が止まる、あるいは浅くなる状態が繰り返される病気です。いびきや呼吸停止を家族に指摘されることが多く、本人は気づかない場合も多いですね。
睡眠時無呼吸症候群では、睡眠中の無呼吸から脳が酸素不足に陥り、日中の強い眠気や倦怠感などが現れます。 また、高血圧や心臓病、脳卒中などのリスクを高めることも知られています。
どのクリニックでも睡眠時無呼吸症候群の検査を受けられるわけではありません。気になる方は問い合わせをした上で、内科、耳鼻咽喉科、あるいは睡眠クリニックを受診するようにしましょう。

うつ病

うつ病は、気分の落ち込みや意欲の低下、精神的な疲労などが続く精神疾患です。
「気分が沈む」「何もやる気が起きない」といった心の症状だけでなく、身体にも様々な症状が現れます。
中でも、うつ病では、睡眠障害が起こりやすく、不眠や過眠を訴える方が多くいます。食欲不振や体重変化、頭痛、消化不良など、身体的な不調を伴うこともあるでしょう。
うつ病は、適切な治療によって症状の改善が期待できる病気です。
「もしかしたら…」と感じたら、早めに精神科や心療内科を受診し、専門医に相談するようにしましょう。

ナルコレプシー

ナルコレプシーは、日中に強い眠気に襲われる病気で、自分の意思とは関係なく、突然眠ってしまうことがあります。
「居眠り病」と呼ばれることもあり、睡眠発作以外にも、情動脱力発作や入眠時幻覚、睡眠麻痺などの症状が現れることがあります。
ナルコレプシーの主な原因は、脳内の神経伝達物質であるオレキシンが不足することだと考えられています。オレキシンは、覚醒を維持したり、睡眠と覚醒のリズムを調整したりする働きする大切なホルモンです。ナルコレプシーは気のせいではなくはっきりとした病気なのです。
ナルコレプシーは、日常生活に大きな支障をきたす病気です。
ナルコレプシーの症状が疑われる場合は、早めに精神科や心療内科を受診するようにしましょう。

「やたら眠い」の正しい対処法は?

「やたら眠い」状態を改善するには、まずその原因を特定することが重要です。 睡眠不足が原因なら、毎日の睡眠時間をしっかりと確保し、質の高い睡眠を心がけましょう。 ストレスが原因なら、リラックスする時間を作ったり、趣味に没頭したりしてストレスを解消することが大切です。
もし、十分な睡眠を確保し、ストレスを解消しても眠気が改善しない場合は、病気の可能性も考えられます。 その場合は、自己判断で市販薬に頼るのではなく、医療機関を受診して適切な診断と治療を受ける方が望ましいですね。

配信元: Medical DOC

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